6類消防関係法令
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問1

消火器具を設置しなければならない防火対象物で正しいのはどれ?

1 250m^2の耐火構造の集会場
2 250m^2の防火構造の神社
3 250m^2の非耐火構造の美術館
4 250m^2の非耐火構造の事務所

1の正解はここ
1
床面積150m^2以上で設置する場所は、集会場・病院・幼稚園・映画館・百貨店、アパートなど
300m^2で設置する場所は、学校・図書館・博物館・美術館・停車場・神社などなど
消火器を設置するかどうかに構造は関係ありません。
1 集会場は150m^2以上
2 神社は300m^2以上
3 美術館は300m^2以上
4 事務所は300m^2以上
です。

問2

消火器具の設置が必要な防火対象物はどれ?(いずれも2階以上の普通階)

1 延べ面積200m^2の教会
2 延べ面積200m^2のアパート
3 延べ面積300m^2未満の図書館
4 延べ面積200m^2の事務所

2の正解はここ
2
床面積150m^2以上で設置する場所は、集会場・病院・幼稚園・映画館・百貨店、アパートなど
300m^2で設置する場所は、学校・図書館・博物館・美術館・停車場・神社などなど
消火器を設置するかどうかに構造は関係ありません。
1 教会は300m^2以上(神社・寺院・教会)
2 アパートは150m^2以上(アパート・マンション)
3 図書館は300m^2以上(図書館・博物館・美術館)
4 事務所は300m^2以上です。

問3

延べ面積300m^2以上で消火器具の設置義務があるもので誤りはどれ?

1 学校
2 図書館
3 事務所
4 集会所

3の正解はここ
4
集会所は150m^2以上で設置義務があります。
学校は300m^2
図書館は300m^2
事務所は300m^2

問4

延べ面積に関係なく消火器具を設置しなければならない防火対象物で誤りはどれ?

1 映画館
2 遊技場
3 ホテル
4 養護老人ホーム

4の正解はここ
3
有事の時に危険度が高い場所ほど消火器を設置する基準は厳しくなります。
1 映画館は面積に関係なく設置です(劇場やクラブも)
2 遊技場は面積に関係なく設置です(ダンスホールやカラオケボックスも)
3 ホテルは150m^2以上が設置義務です
4 自力避難困難者のいる福祉施設などは面積に関係なく設置です

問5

延べ面積500m^2の木造スーパーマーケットで、消火器設置の必要能力単位の数値で正しいのはどれ?

1 5
2 10
3 15
4 20

5の正解はここ
1
スーパーは、150m^2以上で消火器具設置です。
150m^2以上の場所の算定基準面積は100m^2ですので、500/100 = 5 となります。
ちなみに試験で出る消火器の消化能力単位は多くが2なので、必要な消火器具(5)をすべて消火器で対応するなら3本(2*3=6)必要となります。
よく見る粉末消火器10型は消火単位3です。

問6

防火対象物の構造による緩和規定で正しいのはどれ?

1 防火対象部全体を防火構造にした場合、所要能力単位は半分でよい
2 防火対象物の主要構造部を耐火構造とし、壁及び天井、室内に面する部分を難燃材料で仕上げた場合、能力単位算出基準面積が倍の数値となる
3 防火地域内であって防火対象部の全体を防火構造とした場合、所要能力単位は半分でよい
4 防火対象物の主要構造部が耐火構造の場合、能力単位算出基準面積を倍の数値とする

6の正解はここ
2
算定基準面積が倍になるには、
主要構造部を耐火構造(防火構造とひっかけてきます)
壁及び天井の室内に面する部分を難燃材料
です。

問7

延べ面積1000m^2で、主要構造部を耐火構造とし、内装を難燃材料で仕上げた販売店に消火器具を設置する場合、必要となる能力単位の数値はどれ?

1 5
2 6
3 7
4 8

7の正解はここ
1
販売店の消火器具設置基準は150m^2ですので、算定基準面積は100m^2です。
今回は主要構造部が耐火構造で、内装を難燃材料で仕上げてあるので算定基準面積を2倍で計算します。
1000/(100*2)=5 となります。

問8

変圧器、配電盤その他これらに類する設備の付加設置条件で正しいのはどれ?

1 電気設備の消火に適応する消火設備が設置されている場合は、ほかに電気設備に対応する消火器を付加設置する必要はない

2 電気設備の消火に適応する消火設備が設置されている場合は、電気設備のある場所の床面積200m^2以下ごとに電気設備に適応する消火器を1本付加設置する

3 電気設備のある場所の床面積100m^2以下ごとに電気火災に適応する消火器を1本付加設置する

4 電気設備のある場所に自動起動の全域放出方式の不活性ガス消火設備を設けた場合、その有効な範囲内においてほかに電気設備に適応する消火器を付加設置する必要はない

8の正解はここ
3
電気設備のある場所は、100m^2以下ごとに「1本」消火器を付加設置します。
消火設備があるからといって付加設置しなくてよいわけではありません。
少量危険物、多量火気使用場所、指定可燃物のある所は「能力単位」の数値を付加設置します。

問9

消火器を付加設置する条件で誤りはどれ?

1 少量危険物を貯蔵または取り扱う場所は、その数量を指定数量で除した数値の能力単位を付加設置する
2 指定可燃物を貯蔵または取り扱う場所は、その数量を指定数量の50倍で除した数値の能力単位を付加設置する
3 鍛造所、ボイラー室、乾燥室、その他多量の火気を使用する場所は、床面積を25m^2で除した数値の能力単位を付加する
4 変圧器、配電盤その他これらに類する設備のある場所は、床面積を25m^2で除した数値を付加する

9の正解はここ
4
変圧器、配電盤など、「電気設備のある場所」は、「床面積100m^2以下ごとにC火災対応消火器を1本付加」します
少量危険物の場所などでは「数値」を付加しますが、電気設備の場所は「消火器」を付加します。
C火災とは電気火災のこと。Aは普通、Bは油です。
付加設置が必要な場所として、少量危険物、指定可燃物、多量火気使用場所、変圧器や配電盤等電気設備のある場所 です。

問10

小型消火器の設置の条件として正しいものは次のうちどれ

 1 防火対象物の各部分から水平距離で20m 以下 とすること
 2 防火対象物の各部分から歩行距離で20m 以下 とすること
 3 防火対象物の各部分から水平距離で30m 以下 とすること
 4 防火対象物の各部分から歩行距離で30m 以下 とすること

10の正解はここ
2
小型消火器:各防火対象物からそれぞれの一消火器具まで、「歩行距離20m以下」です。
大型消火器:「歩行距離30m以下」
防火対象物の階ごとに設置します。

問11

大型消火器の設置の条件として正しいものはどれ

 1 防火対象物の各部分から水平距離で20m 以下 とすること
 2 防火対象物の各部分から歩行距離で20m 以下 とすること
 3 防火対象物の各部分から水平距離で30m 以下 とすること
 4 防火対象物の各部分から歩行距離で30m 以下 とすること

11の正解はここ
4
小型消火器:各防火対象物からそれぞれの一消火器具まで、「歩行距離20m以下」です。
大型消火器:「歩行距離30m以下」
防火対象物の階ごとに設置します。
大型消火器は、「指定可燃物が指定数量の500倍以上」貯蔵または取り扱う場所に設置します。

問12

二酸化炭素消火器が設置できない条件で正しいのはどれ

 1 換気について有効な開口部の面積が床面積の30分の1以下で、かつ 当該床面積が30m2以下の地階、 無窓階または居室
2 換気について有効な開口部の面積が床面積の30分の1以下で、かつ 当該床面積が20m2以下の地階、 無窓階または居室
3 換気について有効な開口部の面積が床面積の20分の1以下で、かつ 当該床面積が30m2以下の地階、 無窓階または居室
4 換気について有効な開口部の面積が床面積の20分の1以下で、かつ 当該床面積が20m2以下の地階、 無窓階または居室

12の正解はここ
2
床面1/30以下、20m^2 をひたすら覚えてください

問13

簡易消火用具で能力単位を1とすることができるものとして正しいのはどれ

 1 容量 5 l 以上の水バケツ 5個
 2 容量 6 L 以上の水バケツ 4個
 3 容量 8 L 以上の水バケツ 3個
 4 スコップを有する 50 L 以上の乾燥砂 一塊

13の正解はここ
3
水バケツは8L以上の消化専用バケツ3個で1.0単位です。
乾燥砂はスコップを有する50l以上のもの1塊で0.5単位です。
他に、水槽があり、80l以上1個+8l以上のバケツ3個で1.5単位、
190l以上1個+8lバケツ6個で2.5単位です。
膨張ひる石、膨張真珠岩はスコップを有する160l以上のもの1塊で1.0です

問14

設置する消化器具の能力単位の合計数が2以上の防火対象物に簡易消火用具を用いる場合、 消火器の能力単位と簡易消火用具の能力単位の割合が決められているが、 正しいのはどれか。 ただし アルカリ金属の過酸化物、 鉄粉、 マグネシウム またはこれらのいずれかを含有するもの または金推性物品に対して設置する場合は適用しない 

1 簡易消火用具:消火器 = 1:1
2 簡易消火用具:消火器 = 1:2
3 簡易消火用具:消火器 = 2:3
4 簡易消火用具:消火器 = 3:4

14の正解はここ
2
能力単位2以上が必要な場合、消火器の能力単位合計の1/2を超えた簡易消火用具の能力単位は×となります。
消火器能力単位が2なら、簡易消火用具の能力単位は1までです。
消火器能力単位が3なら、簡易消火用具の能力単位は1.5までです。

問15

消火器の設置 維持に関し 誤っているのはどれ

 1 消化薬剤が凍結、変質する恐れの少ないところに設置する。ただし保護をした場合はこの限りではない
 2 地震の震動などによる転倒を防止するための適当な措置を講じること。ただし転倒により消化薬剤が漏出する恐れのないものにあってはこの限りではない
 3 床面から1.6m 以下のところに設置する
4 多量火気を使用する厨房は食用油の使用もあるが 、A 火災 適応の消火器を設置する

15の正解はここ
3
消火器は、床面から1.5m以下の高さに設置してください。
厨房では食用油を置いてありますが、動植物油の指定数量は10000lですので、特に対応はいりません。

問16

消火器具の設置 能力単位を軽減できる消火設備 (消火器具の適用性が同一で消火設備の有効範囲の部分)で誤りはどれ

1 スプリンクラー設備は自動的に消化を行うので全ての階において 消火器の能力単位を1/2とすることができる

2 大型消火器を設置した場合は 消火器の能力単位を1/2とすることができる

3 屋内消火栓設備を設置した場合は 消火器の能力単位を1/3まで  減らすことができる。 ただし 11階以上の階は適用されない

4 水噴霧消火設備、 泡消化設備、 不活性ガス消化設備、 粉末消火設備を設置した場合は 消火器の能力単位を1/3まで減らすことができる。 ただし11階以上の階は適用されない 

16の正解はここ
1
スプリンクラーがあれば消火器具の能力単位は1/3にできますが、11階以上では適用されないです。
大型消火器があれば能力単位を1/2にできます。
スプリンクラーや水噴霧、泡、ガス、粉末等消火設備、屋内消火栓設備があれば、能力単位を1/3にできます。(11階以上は×)

問17

消火器具の設置 能力単位を軽減することのできる消火設備に該当しないのはどれ( 消化器具の適用性が同一で消化設備の有効範囲の部分とする)

1 屋内消火栓設備
2 屋外消火栓設備
3 スプリンクラー設備
4 不活性ガス消火設備

17の正解はここ
2
屋外消火栓設備は、建物内の消化に適していないので、消火器の能力単位は減らせません。

問18

消火器具を設置した場所には 見やすい位置に標識を設けることとなっているが この標識の表示で誤りはどれ?

1 消火器-消火器
2 バケツ-消火バケツ
3 水槽-防火水槽
4 乾燥砂-消化砂

18の正解はここ
3
水槽は「消火水槽」です。「防火水槽」ではありません

問19

消火器を設置した場所に表示する標識の組み合わせで正しいのはどれ?

地色文字色長辺短辺
1
24cm以上8cm以上
2
30cm以上10cm以上
3
24cm以上8cm以上
4
30cm以上10cm以上
問19

19の正解はここ
3
8かけ24赤字に白文字 とリズムで覚えます