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問1

総重量6.5kg、薬剤質量3.5kg、加圧用ガスの質量60gである、ガス加圧式粉末消火器の放射試験を行った。
放射後の総質量は3.5kgで加圧用ガスは残っていない。

この消火器から放射されなかった消火薬剤の放出残量を求めよ。
また、その結果から放射性能は規格に適合しているかしていないか判断し、理由を答えよ

1の正解はここ
消火薬剤の放出残量:0.56kg 。
総質量とは本体容器+付属品+薬剤量です。
放射後の計算では、付属品のガス加圧容器から60g引くことを忘れないでください

放射前の計算:総質量6.5kg=本体容器A+付属品B+消火薬剤C(3.5kg)
A+B=3.0kg。
放射後の計算:総質量3.5kg=本体容器A+(付属品B-0.06)+消火薬剤C
放射前の計算より、A+B=3.0なので、3.5kg=3.0kg-0.06kg+C
C=0.56kg。

このことから、放射性能は不適切である。質量の90%以上を放出しなければならない為薬剤の残量は10%以下でないといけない。
薬剤質量3.5kgの10%は350gなので、0.56kg(560kg)残るのは不適となります。

問2

下図の主要構造部を耐火構造、内装は不燃材料で仕上げた倉庫の平面図で
①設置しなければならない消火器(大型消火器以外)の必要最小能力単位数を答えよ
②この建物に消火器を設置する場合、消火器までの歩行距離を考慮した最小本数を求め、図の中に〇を記入せよ
当該防火対象物は無窓階ではなく、設置する消火器1本の能力単位は2とする

問2

2の正解はここ
①4。②2本。設置場所は下図参照。
①:倉庫の算定基準面積は100㎡であり、耐火構造、不燃材料仕上げのため、2倍で計算します。この倉庫の床面積は40×20で800㎡となるので、算定基準面積100×2倍の200で床面積800㎡を割ると800/200=4。能力単位の合計が4以上の消火器を設置する。

②必要最小能力単位が4なので、能力単位2の消火器を2本設置すればよいとなります。設置場所は「防火対象物の各部分から歩行距離20m以下」を考慮し、下図のように設置すればよいです。

問2答え
問3

下の写真の消火器について答えよ
①使用される消火薬剤充填量の確認方法
②矢印の部分の名称・及びこれが取り付けられている理由を答えよ

問3

3の正解はここ
①質量(重量)を確認する ②名称:ホーン握り。理由:気化の際に冷却作用を伴うため、凍傷を防止する為。

問4

下の写真は粉末消火薬剤量40kgを充填した消火器である。A火災に対する能力単位10、B火災に対する能力単位20。

①加圧方式を答えよ
②この消火器は、保持装置から取り外す、背負う、安全栓を外す、及びホースを外す動作を除き、何動作以内で容易に確実に放射しなければならないか

問4

4の正解はここ
①ガス加圧式。②3動作以内(2せかす。3車載でしたね)

問5

下の写真の消火器の名称と、適応する火災を答えよ

問5

5の正解はここ
A:①蓄圧式機械泡消火器 ②普通・油火災
B:①二酸化炭素消火器 ②油・電気火災
C:①蓄圧式強化液消火器。②普通・油・電気火災
D:①破蓋転倒式化学泡消火器 ②普通・油火災

問6

蓄圧式粉末消火器の点検整備で、下の写真の示す器具を使用する場合の
①使用するガス名称
②使用目的
を簡潔に答えよ

問6

6の正解はここ
①窒素ガス ②蓄圧式粉末消火器のホース内の清掃及びサイホン管等の通気試験に使用する。

ラスト!問7

下図は2階建複合用途防火対象物で、階ごとの用途、床面積を示したものである。大型消火器以外の消火器を設置するための必要最小能力単位数と必要最小本数を答えよ。

〇主要構造部は耐火構造で内装は不燃材料仕上げ
〇ほかの消防用設備等の設置緩和は考慮しない
〇消火器の設置本数について歩行距離は考慮しない
〇設置する消火器1本は能力単位2
〇能力単位の算定基礎数値は、防火対象物又はその部分の床面積を下図で定めた面積で除して得た数値とする

問7

7の正解はここ
必要最小能力単位数:1階、8 2階、4 必要最小本数 1階、4本 2階、2本
能力単位は、床面積を算定基準面積でわります。また、「主要構造部が耐火構造で内装は不燃材料の場合は算定基準面積を2倍にして計算」。

算定基準面積は、飲食店:100㎡、遊技場50㎡。これらを2倍にして、床面積800㎡を割ると、飲食店4、遊技場8が能力単位数となります。

消火器の設置本数は、能力単位を消火器の能力単位でわります。今回は消火器1本が2との条件なので、飲食店4/2=2本。遊技場8/2=4本。が答えとなります

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