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供給・電気設備・静電気

問1 次の記述のうち電気設備の設置場所・防爆および静電気について正しいのはどれ

イ 耐圧防爆構造は、爆発性ガスが機器内部に侵入して爆発が生じたときに、当該ケーシングが爆発に耐え、かつ爆発による火災がそのケーシングの周囲に存在するガスに点火しないようにしたものである

ロ 第一類危険個所は通常の状態において、可燃性ガスの濃度が連続して爆発下限界以上になる場所である

ハ 避雷設備のない設備の静電気対策として、接地接続線を設置し接地抵抗地が総合80Ωだったので合格とした

二 爆発等級は、爆発性ガスの標準容器による火炎逸走限界の値に従って4等級に分類されている

1 イ・ハ

2 イ・二

3 ロ・ハ

4 ロ・二

5 ロ・ハ・二

1の正解はここ
1。
イ〇 耐圧防爆構造は、爆発性ガスが機器内部に侵入して爆発が生じたとき、当該ケーシングが爆発に耐え、爆発による火炎がそのケーシングの周囲のガスに点火しないようにしたものです

ロ× 第一類危険箇所とは、通常の状態で爆発性雰囲気がときどき生成する可能性がある区域の事です。可燃性ガス濃度が連続して爆発下限界以上になる場所は特別危険箇所となります。(第二類危険箇所とは、通常の状態で爆発性雰囲気が生成する可能性がなく、生成しても短時間しか持続しない区域の事です)

ハ〇 避雷設備のない設備の静電気対策として、接地接続線を設置し、接地抵抗値が総合100Ω以下であれば合格とします。避雷針を設ける場所では10Ω以下となります

二× 爆発等級は爆発性ガスの標準容器による火炎逸走限界の値にしたがい3等級に分類されます。
1:0.6mmを超えるもの
2:0.4mmを超え0.6mm以下
3:0.4mm以下のもの

問2 次の記述のうち電気設備などについて正しいのはどれか

イ LPガス製造設備に避雷設備を設け、接地抵抗値が10Ω以下であることを確認し運用を開始した

ロ ガス漏洩検知警報設備および非常用照明設備に対する保安電力として、買電のほかに蓄電池装置を設置した

ハ 爆発性ガスは、防爆構造の電気設備の選定を行うために、それぞれ危険度に従って爆発等級及び引火度が定められている

二 高圧の気体が噴出する場合に、水滴・鉄さびなどを伴うとこれらが噴出口で接地効果を発揮して帯電しない

1 イ・ロ

2 イ・二

3 ロ・ハ

4 ハ・二

5 ロ・ハ・二

2の正解はここ
1。
イ〇 LPガス製造設備に避雷設備を設け、接地抵抗値が総合10Ω以下であることを確認します。避雷設備がない場合は100Ω以下です

ロ〇 ガス漏洩検知警報設備及び非常用照明設備に対する保安電力として買電のほか蓄電池装置を設置する

ハ× LPガスの放出・漏洩の頻度及び爆発性雰囲気の存在時間等によって「特別j危険箇所」「第一類危険箇所」「第二類危険箇所」に分類されていて、適切なものを選定します

二× 高圧の気体が噴出する場合に、水滴、鉄さびなどを伴うとこれらが噴出口などと摩擦して帯電する

問3 次の記述のうち電気設備及び静電気について正しいものはどれか

イ LPガス設備において、通常の状態でLPガス濃度が連続的に爆発下限界以上、爆発上限界以下となる場所は第二類危険箇所である

ロ 安全増防爆構造は、電気機器の正常な運転中に電気火花・アークまたは高温を生じてはならない部分に、これらが発生することを防止するように安全度を増加したものである

ハ 絶縁性液体が配管内を流れると、管壁と液体の接触界面に静電気が発生する

二 電動機は電圧が下がりすぎたり、ベアリングの損傷、過負荷になった場合等には異音を発生することがある

1 イ・ハ

2 ロ・二

3 イ・ロ・ニ

4 ロ・ハ・二

5 イ・ロ・ハ・二

3の正解はここ
4。
イ× 通常の状態で爆発性雰囲気がときどき生成する可能性がある区域が第一類危険箇所。通常の状態で爆発性雰囲気が生成する可能性がなく、生成しても短時間しか持続しない区域を第二類危険箇所という。そのため、連続的にガス濃度が爆発下限界以上、爆発上限界以下となる場所は第一類危険箇所になります

ロ〇 安全増防爆構造は、電気機器の正常な運転中に電気火花・アークまたは高温を生じてはならない部分に、これらが発生することを防止するよう安全度を増加したものです

ハ〇 絶縁性液体が配管内を流れると管壁と液体の接触界面に静電気が発生します

二〇 電動機は電圧が下がりすぎたりベアリングの損傷・過負荷になった場合などに異音を発生することがあります

問4 次の記述のうち静電気などについて正しいのはどれか

イ 避雷設備に接続している接地極の接地抵抗値を計測したところ、総合で50Ωだったのでそのまま継続して使用した

ロ 圧縮機の運転中に絶縁物質でできているベルトに静電気が帯電した

ハ 静電気が物体に蓄積されている帯電状態のままでは、可燃性ガスに対しての着火源とならないが、除電措置を講じた

二 タンクローリーからLPガスを受け入れるとき、ローディングアームを接続したのち接地線を接続した

1 イ・ロ

2 イ・ハ

3 イ・二

4 ロ・ハ

5 ハ・二

4の正解はここ
4。
イ× 避雷設備に接続している接地極の接地抵抗値は総合で10Ω以下で使用できる。避雷設備を設けていない場合は100Ω以下で使用します

ロ〇 圧縮機の運転中に絶縁物質で出来ているベルトにプーリとの摩擦で静電気が帯電します

ハ〇 静電気が蓄積されている帯電状態では可燃性ガスの点火源にはならないですが、放電し花火が発生するとガス爆発を起こすおそれがありますので、除電措置を講じます

二× タンクローリからLPガスを受け入れるとき、ローディングアームを接続する前に接地線を接続します。

問5 次の記述のうち電気設備等について正しいのはどれか

イ 耐圧防爆構造は、爆発性ガスが機器の内部に侵入して爆発した場合でもケーシングが爆発圧力に耐えられるようになっている

ロ LPガス製造施設に避雷設備を設けたので、その接地抵抗値を総合で100Ωとした

ハ 液体のLPガスが配管内へ流れると管壁と液体の接触界面で帯電することがある

二 貯槽からタンクローリーへLPガスを払い出す場合は、貯槽を接地していればタンクローリーを接地する必要はない

1 イ・ロ

2 イ・ハ

3 イ・ロ・ハ

4 イ・ハ・二

5 ロ・ハ・二

5の正解はここ
2。
イ〇 耐圧防爆構造は、爆発性ガスが内部に侵入して爆発した場合であってもケーシングが爆発圧力に耐えられるようになっている

ロ× LPガス製造施設において、その接地抵抗値は総合で100Ω以下で、避雷設備を設ける場合は10Ω以下です

ハ〇 液体のLPガスが配管内を流れると管壁と液体の接触界面で帯電することがあります

二× 貯槽からタンクローリーへLPガスを払い出す場合、貯槽を接地していてもタンクローリーの接地も行ってください

問6 次の記述のうちLPガス設備について正しいものはどれか

イ 貯槽およびコンプレッサの静電気対策の接地は単独で行う

ロ 避雷設備を設けなかったので静電気除去のための接地の抵抗値は総合100Ω以下とした

ハ 液状のLPガスの配管には流動により帯電は生じない

二 危険箇所に設置するモータ、照明などの器具を爆発性ガスに適合する防爆構造のものにすれば、配線工事などの仕様は非危険箇所と同じである

1 イ・ロ

2 イ・ハ

3 ロ・二

4 ハ・二

5 ロ・ハ・二

6の正解はここ
1。
イ〇 貯槽及びコンプレッサの静電気対策の接地は他の影響を受けないように単独で行います

ロ〇 避雷設備を設けなかった場合の接地抵抗値は総合100Ω以下です

ハ× 液状のLPガスの配管には流動により流動体電が生じ、液体が正、配管内部が負に帯電する

散水設備

問7 次の記述のうち LPガス製造設備で使用される散水用遠心ポンプ・散水設備について正しいのはどれか

イ 真空ポンプ式のものは、吸水時に真空ポンプを作動させるため、取扱が容易で凍結しにくいという利点がある

ロ 自吸式のものは、自吸機構の影響でポンプ効率が悪く、小型ポンプのみにしか用いられない

ハ エンジンポンプをできる限り水源に近づけて設置し、吸水による圧力損失を少なくした

二 エンジンポンプの振動はモータに比べ軽微なため振動対策を行う必要はない

1 イ・二

2 ロ・ハ

3 ロ・二

4 イ・ロ・ハ

5 イ・ハ・二

7の正解はここ
4。
イ〇 真空ポンプ式のものは吸水時に真空ポンプを作動させるため取り扱いが容易で凍結しにくいです

ロ〇 自吸式のものは自吸機構の影響でポンプ効率が悪く小型ポンプにしか用いられないです

ハ〇 エンジンポンプをできる限り水源に近づけて設置し、吸水による圧力損失を少なくする

二× エンジンポンプの振動はモータに比べて大きいので振動対策を行う必要があります

問8 次の記述のうちLPガス製造施設に使用される散水用エンジンポンプについて正しいのはどれか

イ エンジンポンプを水源にできる限り近づけて設置し、吸水による圧力損失を少なくした

ロ エンジンポンプに使用される遠心ポンプのうち真空ポンプ式のものは吸水時に真空ポンプを作動させるため、凍結しにくい利点がある

ハ エンジンポンプに使用される遠心ポンプのうち自吸式のものは、ポンプ効率が良く大型のものにも用いられる

二 エンジンポンプの通水試験を実施した後に、燃料油や潤滑油の残量確認と補給を行った

1 イ・二

2 ロ・ハ

3 イ・ロ・ニ

4 イ・ハ・二

5 ロ・ハ・二

8の正解はここ
3。
イ〇 エンジンポンプを水源にできる限り近づけて設置し、吸水による圧力損失を少なくします

ロ〇 エンジンポンプに使用される遠心ポンプのうち真空ポンプ式のものは、吸水時に真空ポンプを作動させるため凍結しにくいという利点があります

ハ× エンジンポンプに使用される自吸式のものはポンプ効率が低いので小型のものに用いられます

二〇 エンジンポンプの通水試験を実施した後に燃料油や潤滑油の残量確認と補給を行います

問9 次の記述のうちLPガス製造施設の散水設備について正しいものはどれか

イ エンジンポンプに使用される遠心ポンプは、単体では自己吸水作用がない

ロ エンジンポンプに使用される真空ポンプ式の遠心ポンプは、運転時に機械の振動がない為特に防振対策を講じる必要はない

ハ 配水管を地下埋設する場合は原則としてねじ継手を使用する

二 エンジンポンプの通水試験を5分間だけ行ったが、念のため燃料と潤滑油の点検補給を行った

1 イ・ハ

2 イ・二

3 ロ・ハ

4 ロ・二

5 ハ・二

9の正解はここ
2。
イ〇 エンジンポンプに使用される遠心ポンプは単体では自己吸水作用がないので、自吸装置を別に設けなければなりません

ロ× エンジンポンプに使用する遠心ポンプは、運転時に機械が振動しないように防振を考慮しポンプを固定します

ハ× 配水管を地下埋設する場合はねじ継手は使用しません。車両の通行する構内通路を横断する地下埋設配管は二重管またはトレンチ内配管を原則とする

二〇 エンジンポンプの通水試験を5分間だけ行って、念のため燃料と潤滑油を点検補充するのは正しいです

問10 次の記述のうちLPガス製造施設に使用される散水用遠心ポンプについて正しいのはどれか

イ 吸水方式により、遠心ポンプは真空ポンプ式・呼水式・自吸式に分類される

ロ 遠心ポンプを設置する場合は、運転中の振動を考慮し防振対策を講じ、ポンプは固定する

ハ 通水試験を実施した後は短時間であれば燃料や潤滑油の残量確認や補給を行う必要はない

二 吸水管は内径を十分大きくし曲がりや異形継手などの使用は極力さける

1 イ・ロ

2 ハ・二

3 イ・ロ・ハ

4 イ・ロ・ニ

5 ロ・ハ・二

10の正解はここ
4。
イ〇 吸水方式により遠心ポンプは、真空ポンプ式・呼水式・自吸式に分類される

ロ〇 遠心ポンプを設置する場合は、運転中の振動を考慮し防振対策を講じポンプを固定する

ハ× 通水試験を実施した後は短時間でもエンジンポンプの燃料や潤滑油を確認・補給を行う

二〇 吸水管は圧力損失をできるだけ軽減する為内径を十分大きくし、曲がりや異形継手などの使用は極力避けます

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