漏洩検知警報設備・LPガスの用途/問題集

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ガス漏洩検知警報設備

問1 次の記述のうち、ガス検知器とガス漏洩検知警報設備について正しいものはどれか

イ 接触燃焼式のガス検知器は、ガス濃度と出力がほぼ対数関係であり、特に低濃度のガスの検出に適している

ロ 半導体式(熱線型半導体式を除く)はハロゲンガス・硫黄酸化物等により触媒が被毒し感度が低下することがある

ハ 携帯用のガス検知器のうち、接触燃焼式のものは一般的に濃度指示計・操作ボタンなどを備えている

二 ガス漏洩検知警報設備は、ガス検出端部・指示警報部・電源部から構成されている

1 イ・ロ

2 ロ・二

3 ハ・二

4 イ・ロ・ハ

5 イ・ハ・二

1の正解はここ
3。
イ× 接触燃焼式ガス検知器は、可燃性ガスの燃焼によって検知素子の温度が上昇し、その電気抵抗値がガス濃度と比例することを利用したもの。ハロゲンガス・硫黄化合物などにより触媒が被毒し、感度が低下することがある。

ロ× 半導体式ガス検知器は接触燃焼式に比べ、低濃度の可燃性ガスの検出に適している。触媒を使用していないので、ハロゲンガス、硫黄化合物等により感度が低下することはない

ハ〇 携帯用ガス検知器で、接触燃焼式のものは一般的に、濃度指示計・操作ボタンなどが備えてある。

二〇 ガス漏洩検知警報設備は、ガス検出端部・指示警報部・電源部から構成されている。

問2 次のうち、LPガス製造施設に使用されるガス検知器・ガス漏洩検知警報設備について正しいものはどれか

イ 半導体式ガス検知器はハロゲンガス・硫黄化合物等により、触媒が被毒し、感度が低下することがある

ロ 半導体式ガス検知器は、接触燃焼式に比べ、低濃度の可燃性ガスの検出に適している

ハ 定置式のガス漏洩検知警報設備の検出端部には、拡散式と吸引式がある。

二 ガス漏洩検知警報設備の警報設定値を、設置場所における周囲の雰囲気温度において、爆発下限界の値に設定した。

1 イ・ロ

2 イ・二

3 ロ・ハ

4 ハ・二

5 ロ・ハ・二

2の正解はここ
3。
イ× 半導体式ガス検知器は、触媒がない為、ハロゲンガスや硫黄化合物による被毒はない。

ロ〇 半導体式ガス検知器は、接触燃焼式に比べ、低濃度の可燃性ガスの検出に適している。

ハ〇 定置式ガス漏洩検知警報設備の検出端部には拡散式と吸引式がある。

二× ガス漏洩検知警報設備の警報設定値は、設置場所における周囲の雰囲気温度において、爆発下限界の値の1/4以下に設定する

問3 次のうち、正しいのはどれか

イ 接触燃焼式は、全ての可燃性ガス及び全ての毒性ガスの検知に使用することができる

ロ 半導体式(熱線型半導体式は除く)は、可燃性ガス以外の空気中の水分や大気汚染物質などにも反応する

ハ 半導体式は、接触燃焼式に比べ低濃度の可燃性ガスの検出に適している

二 ガス漏洩検知警報設備の警報設定値を、対象とする可燃性ガスの爆発下限界の値に設定した。

1 イ・ロ

2 イ・ハ

3 ロ・ハ

4 ロ・二

5 イ・ハ・二

3の正解はここ
3。
イ× 接触燃焼式は、ほとんどの可燃性ガスに使用することができるが、毒性ガスについては、フッ素など可燃性でないものには使用できないものがある

ロ〇 半導体式は可燃性ガス以外の空気中の水分や大気汚染物質などにも反応する。

ハ〇 半導体式は、接触燃焼式に比べ、低濃度の可燃性ガスの検出に適している。

二× ガス漏洩検知警報設備の警報設定値は、対象の可燃性ガスの爆発下限界の1/4以下の値にする。

問4 次の記述のうち、LPガス製造施設に使用されるガス漏洩検知警報設備等について正しいものはどれか

イ ガス漏洩検知警報設備は、ガス検出端部、指示警報部、電源部から構成されている

ロ 半導体式ガス検知器は、空気中の水分や大気汚染物質など、可燃性ガス以外のガスにも反応する

ハ 接触燃焼式ガス検知器は、ガス濃度と出力がほぼ対数関係で、低濃度のガスの検出に適している

二 ガス漏洩検知警報設備の警報設定値を、対象の可燃性ガスの爆発下限界の1/5とした

1 イ・ロ

2 イ・ハ

3 ハ・二

4 イ・ロ・二

5 ロ・ハ・二

4の正解はここ
4。
イ〇 ガス漏洩検知警報設備は、ガス検出端部・指示警報部・電源部からなる。

ロ〇 半導体式は空気中の水分や大気汚染物質などにも反応する

ハ× 接触燃焼式は、低濃度のガスの検出に適していない。半導体式の方が低濃度のガスの検出に適している

二〇 ガス漏洩検知警報設備の警報設定値は、爆発下限界の1/4以下の値でなければならない為、1/5は適切。

問5 次の記述のうちLPガス製造施設に使用されるガス漏洩検知警報設備について正しいのはどれか

イ 接触燃焼式は、LPガスが検知素子にふれると、燃焼熱によって白金線の温度が上昇し、その電気抵抗値が変化することを利用したものである。

ロ 可燃性ガスの検知に使用される接触燃焼式警報設備の警報設定値を、当該ガスの爆発下限界の値とした。

ハ 半導体式は、半導体を加熱しておき、ここにガスが吸着されると、その電気伝導度が変化することを利用したものである。

二 半導体式は、空気中の水分・大気汚染物質などの可燃性ガス以外のガスには反応しない

1 イ・ハ

2 ロ・二

3 ハ・二

4 イ・ロ・ハ

5 イ・ロ・二

5の正解はここ
1。
イ〇 接触燃焼式は、ガスがセンサ(検知素子)にふれると、燃焼して白金線の温度が上昇し、その電気抵抗値が大きくなることを利用したものである。なお、センサーはコイル状に巻いた細井白金線の上に触媒の白金などを塗布したもので、約300℃に加熱した検知素子である

ロ × 可燃性ガスの検知に使用される接触燃焼式警報設備の警報設定値は、当該ガスの爆発下限界以下でなければなりません。(ガス漏洩検知警報設備とは異なるので注意)

ハ〇 半導体式は約300~450℃に予熱されている金属酸化物半導体の表面に可燃性ガスの分子が吸着されると、半導体内の電子構造が変化し、電気伝導度が変化することを利用するもの。

二× 半導体式は可燃性ガス以外にも、空気中の水分や大気汚染物質などにも反応する。

問6 次のうちLPガス製造施設に使用されるガス漏洩検知警報設備について正しいのはどれか

イ 警報設定値は、可燃性ガスの爆発下限界の値に設定した。

ロ 接触燃焼式のガス検知器は、ほとんど全ての可燃性ガスに対して使用できる。

ハ 半導体式のガス検知器は、空気中の水分、大気汚染物質などの可燃性ガス以外のガスにも反応する

二 検出端部には、拡散式と吸引式がある

1 イ・ロ

2 ロ・二

3 イ・ハ・二

4 ロ・ハ・二

5 イ・ロ・ハ・二

6の正解はここ
4。
イ× 警報設定値は可燃性ガスの爆発下限界の1/4以下にしなくればなりません。

ロ〇 接触燃焼式はほぼすべての可燃性ガスに対して使用できる。(フッ素などの可燃性でない毒性ガスには使えないので注意。)

ハ〇 半導体式は、可燃性ガス以外にも空気中の水分や大気汚染物質などにも反応します。

二〇 検出端部には拡散式と吸引式があります。拡散式は、ガスの自然拡散で検知素子にガスが到達するのを検出し、吸引式はガス吸引ポンプでガスを検知素子に導き検出する方式です。

LPガスの用途

問7 次のうちLPガスの一般的な用途について正しいものはどれ

イ 一般家庭用コンロの燃料

ロ エアゾールの噴射剤

ハ 自動車・船舶・飛行機の動力用燃料

二 茶葉・穀物・しいたけなどの農産物の乾燥に使用する燃料

1 イ・ロ

2 イ・ハ

3 ハ・二

4 イ・ロ・二

5 ロ・ハ・二

7の正解はここ
4。
イ〇 一般家庭用コンロの燃料として使用されている

ロ〇 エアゾールの噴射剤として利用されている。ちなみに、エアゾールとは、制汗スプレーや虫よけスプレーなど、ガスを容器に入れ、ボタンを押すことなどにより噴射させるものです。

ハ× これらの動力用燃料としては使用されていない。

二〇 農産物の乾燥に、燃料として利用されている。

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