問1 次の物質のうち熱伝導率のいちばん小さいものはどれか
1 アルミニウム
2 グリセリン
3 二酸化炭素
4 大理石
5 変圧器油
問2 燃焼の一般的な定義として次のうちもっとも適切なものはどれか
1 物質が熱と光をともないはげしく塩素と化合すること
2 物質が熱と光をともなわず、おだやかに酸素と化合すること
3 物質が酸素と激しく化合して熱と光を発する現象の事
4 物質が酸素と化合すること
5 物質が徐々に酸素と化合して熱を発する現象の事
問3 次の炎の色のうち、温度のもっとも高いものと低いものの組み合わせはどれか
1 赤色と黄赤色
2 輝赤色と暗赤色
3 輝白色と暗赤色
4 赤色と暗赤色
5 輝白色と赤色
問4 フライパンで油揚げを作っているうちに火が入った。これに鉄板でふたをしたところ火が消えた。消火理由として正しいものはどれか
1 鉄と油の蒸気がまじって消火性の物質ができたから
2 酸素の供給を絶ったから
3 鉄の負触媒効果で火が消えたから
4 鉄自身は燃えないので、炎を中断して火を消したから
5 鉄板は熱を伝導するので燃焼熱が鉄を伝って逃げたから
問5 消火効果について次のうち誤っているのはどれか
1 水による消火は冷却効果である
2 酸素の供給の遮断による消火は除去効果である
3 可燃物の除去による消火は除去効果である
4 ハロゲン化物の放射による消火は窒息効果等によるもの
5 消火粉末による消火は粉末による抑制・窒息などの相乗効果と、二酸化炭素による窒息効果によるものである
問6 同じ温度で次の物質1gに1Jずつ熱量を与えたとき、一番高い温度を示すものはどれか
1 水
2 水銀
3 鉄
4 氷
5 エチルアルコール
問7 可燃性液体の危険性に関する次の記述のうち誤っているのはどれか
1 燃焼範囲の広いものほど危険は大である
2 燃焼範囲が狭く、かつ下限の低いものほど危険性は小さい
3 燃焼範囲外では引火爆発は起こらない
4 引火点の低いものは発火点も低いとは限らない
5 蒸気比重が大きいものほど滞留しやすく引火の危険性は大きい
問8 空気よりも軽いものはどれか
1 NH3
2 CO2
3 HCl
4 H2S
5 Cl2
問9 次は物質の膨張についてであるが正しいのはどれか
1 圧力が一定で温度が変化する時、気体は温度が1℃上昇するごとにその気体の0℃の時の体積に対して1/300ずつ膨張する
2 気体の熱膨張率は液体及び固体の熱膨張率より大きくなっている
3 固体の熱膨張率は液体の熱膨張率より大きいのがふつうである
4 固体の体膨張率は、線膨張率の約5倍となるのが常識である
5 気体の体積は温度が一定で圧力が変化する時は、圧力の増減に正比例する
問10 次は窒息効果による消火の理論に関する説明であるが、誤っているものはどれか
1 窒息効果による消火を行う場合には空気中において燃焼物をとりまいている酸素の濃度を15~16%以下にする必要がある
2 水溶性で引火性の液体が燃焼しているときに、これに注水する目的はおもに窒息効果であって、その液体の蒸気濃度をうすめることにある
3 燃焼している可燃物に対して注水したことによって発生した水蒸気は、窒息効果をもたらす作用をする
4 セルロイド等のようにその物質の内部に酸素を含んでいるものに対しては、窒息消火をしても効果はないといわれる
5 不燃性のガスを使用して窒息効果による消火をするためには、一般的にみて空気よりそのガスのほうが重いことが必要条件となる