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問1

手さげ式消火器のうち使用済み表示装置を設ける必要があるのはどれか

①蓄圧式粉末消火器
②化学泡消火器
③開放式ガス加圧式粉末消火器
④二酸化炭素消火器

1の正解はここ
④。二酸化炭素消火器。
手さげ式消火器は使用済み表示装置が原則必要です。ただし、「指示圧力計がある蓄圧式消火器・バルブがない消火器・手動ポンプ作動の水消火器」は不要です。
①× 蓄圧式だからいらない。
②× バルブがないからいらない
③× バルブがないからいらない
④〇 二酸化炭素とハロン1301は蓄圧式で指示圧力計がないので使用済み表示装置が必要です

※問2 実技編

使用済み表示装置について答えなさい

①この部品を取り付ける目的は何か
②手さげ式消火器のうちこれを取り付けなくてよいものは何か

2の正解はここ
①使用済み表示装置を取り付けない場合、指示圧力計がない消火器だと使用されても外部から使用済みかどうかの判別ができず、再使用・再設置をしてしまう可能性がある。そうすると火災時に放射ができず、火災拡大や消火対応の遅れに繋がるため、そういった事態を防止するために外部から即時判別できるように設ける。etc・・・

②指示圧力計がある蓄圧式消火器・バルブがない消火器・手動ポンプにより作動する水消火器

問3

本体容器の内面に充填された消火薬剤の液面を示す表示をしなければならない消火器はどれか

①化学泡消火器
②粉末消火器
③蓄圧式強化液消火器
④二酸化炭素消火器

3の正解はここ
①。液面表示が必要なのは化学泡・手動ポンプにより作動する水消火器・酸アルカリ消火器です。

問4

手さげ式消火器の安全栓で誤りはどれ

①安全栓は1動作で容易に引き抜くことができ、引き抜きに支障のない封が施されている
②装着時、安全栓リング部は軸部が貫通する下レバーの穴から引き抜く方向に引いた線上にある
③安全栓は消火器を水平面上に置いたとき垂直軸から30度以内の範囲の上方向に引き抜くよう装着されている
④安全栓は内径が2cm以上のリング部、軸部、軸受け部で構成されている

4の正解はここ
②。安全栓は上方向に引き抜くように装着されていますので、リング部も下レバーではなく上レバーの穴から引き抜く方向に引いた線上にあります。

問5

手さげ式消火器の安全栓で正しいのはどれか

①転倒式化学泡消火器には安全栓を設けなくてよい

②ふたを開けて転倒させる動作で作動する消火器の安全栓は上方向に引き抜くよう装着される事

③押し金具をたたく1動作及びふたを開けて転倒させる動作で作動する消火器に装着するものを除き、安全栓のリング部は黄色または赤色仕上げとする

④全ての手さげ式消火器には安全栓を設けなければならない

5の正解はここ
①。転倒式化学泡消火器には安全栓を設けなくてよい。
「手動ポンプにより作動する水消火器と転倒の1動作で作動する消火器を除き」消火器には安全栓を設けなければならない。

②× 押し金具をたたく1動作及びふたを開けて転倒させる動作で作動する消火器の安全栓は上方向に引き抜くものでなくてよい。
③×リング部は黄色仕上げです
④× 「すべての」ではないです。手動ポンプ作動水消火器と転倒1動作で作動する消火器を除き。が正解です

問6

消火器の安全弁で誤りはどれか

①本体容器内の圧力を有効に減圧できること
②封板式は吹き出し口に封を施す
③安全弁と表示する
④容易に調整できること

6の正解はここ
④。みだりに分解、調整ができないこと。が正しいです。
安全弁が装着されている消火器:化学泡・二酸化炭素・ハロン1211・ハロン1301。

問7

指示圧力計について正しいのはいくつか

A 二酸化炭素にはすべて設ける必要がない
B 強化液には全て設ける
C 加圧式にはすべて設ける必要がない
D 蓄圧式にはすべて設ける
E 粉末にはすべて設ける

7の正解はここ
②。2つ。指示圧力計は加圧式消火器には不要です。
A〇 二酸化炭素とハロン1301を除く蓄圧式にすべて設けなければならない。(加圧式はない)
B× 強化液には加圧式があるので「すべて」ではありません。
C〇 加圧式なので不要
D× 蓄圧式は基本必要ですが、二酸化炭素とハロン1301は不要です
E× 粉末は蓄圧・加圧あるので、「すべて」ではないです

問8

蓄圧式消火器の指示圧力計について誤りはどれか

①指針、目盛盤は耐食性を有する金属であること
②圧力検出部、その接合部は耐久性を有すること
③使用圧力の範囲を示す部分を黄色で明示すること
④外部からの衝撃に対して保護されている事

8の正解はここ
③。使用圧力範囲を示す部分は緑色です。指示圧力計は二酸化炭素・ハロン1301を除く蓄圧式消火器に設けます。

問9

ハロン2402(現在製造されていない)を除く蓄圧式消火器の指示圧力計で誤りはどれか

①使用圧力範囲の他、圧力検出部の材質及び消○の記号を表示する
②指示圧力の許容誤差は使用圧力範囲の圧力値の上下10%以内であること
③緑色範囲は全て0.7~0.98MPaである
④圧力検出部は材質がステンレス製であること

9の正解はここ
④。蓄圧式消火器は特に定められていません。圧力検出部の材質について、耐食性のよいステンレスと定められているのは「強化液・機械泡など水系消火器」。SUSがステンレス。黄銅だとBs

問10

つぎの[ABC]に入るもので正しいのはどれか
「加圧用ガス容器で内容積[A]㎥を超えるものは高圧ガス保安法の適用を受け、このうち二酸化炭素が充填されたものは表面積1/2以上を[B]色、窒素ガスが充填されたものは[C]色に塗装されていなければならない」

ABC
100
120
120
100ねずみ
問10

10の正解はここ
④。加圧用ガス容器は100c㎥を超えると高圧ガス保安法の適用を受けます。二酸化炭素は表面積1/2以上を緑色、窒素ガスはねずみいろに塗装します。

問11

規格省令上、消火器に充填する消火薬剤容器には各事項を表示するが、必要がないものはどれ

①品名
②充填されるべき消火器の区別
③製造年月
④使用温度範囲

11の正解はここ
④。使用温度範囲は、消火薬剤容器に表示すべき事項ではないです。

問12

加圧式粉末消火器の見やすい箇所に表示する事項で正しいものはいくつか

A 薬剤の製造年月
B 加圧用ガス容器に関する取扱注意事項
C 放射までの動作数
D ホースの有効長
E 使用圧力範囲

① 1つ ②2つ ③3つ ④4つ

12の正解はここ
①。B 加圧用ガス容器に関する取扱注意事項 のみです。
A× 消火器の製造年は表示します。「月」は不必要です。
C× 放射の動作数はいらない。「放射距離・放射時間」は表示します。
D× ホースの有効長はいらない
E× 耐圧試験の圧力値は必要だが、「使用圧力範囲」はいりません

問13

消火器に表示しなければならない事項で定められていないのはどれか

①使用方法
②使用温度範囲
③放射距離
④電気火災に対する能力単位の数値

13の正解はここ
④。電気火災に対する能力単位の数値は定められていません。

問14

下図の消火器本体にある適応火災の絵表示で誤りはどれか

①地色はA火災が白、B火災が黒、C火災が黄色
②A火災B火災の炎は赤色、C火災の閃光は黄色
③絵表示の大きさは充填する消火剤の容量または質量が2l又は3kg以下の物は半径1cm以上とする
④絵表示の大きさは充填する消火剤の容量または質量が2l又は3kgを超えるものは半径1.5cmとする

14の正解はここ
①。A火災は白、B火災は黄色、C火災は青色がそれぞれの地色です。

ラスト!問15

消火器の外面を赤色仕上げにしなければならない面積で定められているものはどれか

①15%以上
②25%以上
③50%以上
④75%以上

15の正解はここ
②。消火器外面は25%以上を赤色仕上げにしなければなりません。その中で高圧ガス保安法を受ける二酸化炭素は1/2以上を緑色、はろん1301は鼠色にします。
※色に関して、今回は「消火器本体」です。「加圧用ガス容器」は二酸化炭素が緑、窒素ガスがねずみ色。

お疲れ様でした!他項目もどうぞ!

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消防設備士乙6/消防関係法令

消防設備士乙6/構造・機能・整備

消防設備士乙6/規格・実技

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