接触感染 |
飛沫感染 |
空気感染 |
物質媒介型感染 |
昆虫などを媒介した感染 |
接触感染 | 感染源と直接接触することで感染。はしかや水疱瘡 |
飛沫感染 | 感染源の人のせきやくしゃみで、唾に混じった微生物が飛散し感染する。風邪やインフルなど。 |
マイクロ飛沫感染 | 5μm未満の微細粒子が換気の悪い密室において漂い感染。コロナなど |
空気感染 | 微生物を含む飛沫水分が蒸発し、5μm以下の小粒子として長時間空気中に浮遊し感染する。結核やはしかなど |
感染症に関する記述で誤りはどれ
1 人間の抵抗力が低下した場合は、通常多くの人には影響を及ぼさない病原体が病気を発症させることがあり、これを不顕性感染という
2 感染が成立し、症状が現れるまでの人をキャリアといい、感染したことに気付かずに病原体をばらまく感染源になることがある
3 微生物を含む飛沫の水分が蒸発し、5μm以下の小粒子として長時間空気中に浮遊し、空調などを通じて感染することを空気感染という
4 風疹は、発熱、発疹、リンパ節腫脹を特徴とするウイルス性発疹症で、免疫のない女性が妊娠初期に風疹に罹ると、胎児に感染し出生児が先天性風疹症候群となる危険性がある
5 インフルエンザウイルスにはA型B型及びC型の三つの型があるが、流行の原因となるのは主としてA型及びB型である
感染症に関する記述で誤りはどれ
1 人間の抵抗力が低下した場合、通常多くの人には影響を及ぼさない病原体が病気を発症させることがあり、これを日和見感染という
2 感染が成立しているが、症状が現れない状態が継続することを不顕性感染という
3 感染が成立し、症状が現れるまでの人をキャリアといい、感染したことに気付かず病原体をばらまく感染源になることがある
4 感染源の人がせきやくしゃみをして、唾液などに混じった病原体が飛散することにより感染することを空気感染といい、インフルエンザや普通感冒の代表的な感染経路である
5 インフルエンザウイルスにはA型B型及びC型の3つがあるが、流行原因となるのは主としてA型B型である
細菌性食中毒 感染型 | 食物に付着した細菌そのものの感染 | サルモネラ菌 ウエルシュ菌 |
細菌性食中毒 毒素型 | 食物に付着した細菌が増殖する際に産出した毒素による | ボツリヌス菌 黄色ブドウ球菌 |
ウイルス性食中毒 | ウイルスが寄生した食品を食べることで起こる | ノロウイルス |
自然毒食中毒 動物性 | 毒素を持った動物を食べることで起こる | テトロドトキシン |
自然毒食中毒 植物性 | 毒素を持った植物を食べることで起こる | 毒キノコ |
化学性食中毒 | 有毒な化学物質が混入した食物を食べることで起こる | ヒスタミン |
サルモネラ菌 | 鶏卵が原因が多い。 潜伏期間8~48時間 |
病原性好塩菌 腸炎ビブリオ | 塩水を好み、真水や熱に弱い。 潜伏期間10~24時間 |
カンピロバクター | 鶏や牛の腸に住み、食品や飲料水を通じて感染。 潜伏期間2~7日 |
エンテロトキシン 黄色ブドウ球菌 | 食品に付着した菌が食品中で増殖した際に生じる毒素により発症する。熱に強い毒素で、食後3時間で激しい吐き気嘔吐等を伴う急性胃腸炎症状が起きる |
ボツリヌス毒素 | 缶詰、真空パック食品等、酸素のない食品中で増殖、毒性の強い神経毒を産出する。吐き気、嘔吐、筋肉のマヒ症状、呼吸困難で死亡することもある。芽胞状態になると長時間煮沸しても死なない。120℃で4分間、100℃で6時間以上加熱しないと完全死滅しない。 |
O-157 O-111ベロ毒素 | 加熱不足の食肉等から摂取。3~5日の潜伏期間があり、ベロ毒素をつくる。腸管出血性大腸菌を覚える。 |
細菌性食中毒に関する記述で誤りはどれ
1 黄色ブドウ球菌による毒素は熱に強い
2 ボツリヌス菌による毒素は神経毒である
3 腸炎ビブリオ菌は病原性好塩菌という。
4 サルモネラ菌による食中毒は、食品に付着した細菌が食品中で増殖した際に生じる毒素により発症する
5 ウェルシュ菌、セレウス菌及びカンピロバクターはいずれも細菌性食中毒の原因菌である
食中毒に関する記述で誤りはどれ
1 黄色ブドウ球菌による食中毒は、食品に付着した菌が食品の中で増殖した際に生じる毒素により発症する
2 サルモネラ菌による食中毒は鶏卵が原因となることがある
3 腸炎ビブリオ菌は熱に強い
4 ボツリヌス菌は、缶詰、真空パック食品などの酸素のない食品中で増殖して毒性の強い神経毒を産出し筋肉のマヒ症状を起こす
5 ノロウイルスの失活化には煮沸消毒又は塩素系消毒剤が効果的である
温熱環境の4要素
- 気温
- 湿度
- 気流
- 輻射熱
気温・湿度・気流を温熱条件といい、温熱条件を評価するにはWBGT(湿球黒球温度)で表します。
WBGTは気温、温度、気流及び輻射熱を総合的に考慮し。暑熱環境による熱ストレスの評価を行うものです。WBGT値が基準値を超えた場合、熱中症リスクが高いと判断できます。
屋外で太陽照射あり | 0.7*自然湿球温度+0.2*黒球温度+0.1*乾球温度 |
屋内や屋外太陽照射なし | 0.7*自然湿球温度+0.3*黒球温度 |
温熱条件に関する記述で誤りはどれ
1 WBGTは日射がない場合、自然湿球温度と黒球温度の測定値から算出される
2 熱中症はⅠ度からⅢ度まで分類され、このうちⅢ度が最も重症である
3 WBGT基準値は、健康な作業者を基準に、ばく露されてもほとんどの者が有害な影響を受けないレベルに相当するものと設定されている
4 WBGT基準値は、身体に対する負荷が大きな作業の方が、負荷が小さな作業より小さな値となる
5 温度感覚を左右する環境条件は気温、湿度、及び輻射熱の3つの要素で決まる
照明などの視環境に関する記述で誤りはどれ
1 前方から明かりををとる時は、眼と光源を結ぶ線と視線とで作る角度が40°程度になるようにしている
2 照明設備については、6か月以内ごとに1回定期に点検し、汚れなどがあれば清掃又は交換を行っている
3 全般照明と局部照明を併用する場合、全般照明による照度は、局部照明による照度の5分の1程度になるようにしている
4 照度の単位はルクスで、1ルクスは光度1カンデラの光源から10m離れたところでその光に直角な面が受ける明るさに相当する
5 室内の彩色で、明度を高くすると光の反射率が高くなり照度を上げる効果があるが、彩度を高くし過ぎると交感神経の緊張により疲労をまねきやすい
作業環境管理 | 有害因子の状態を把握し、作業環境を良好に維持する |
作業管理 | 作業方法や作業手順を定め、適切に実施できるよう管理する |
健康管理 | 労働者の健康状態をチェックし、医学的、労務管理的措置をする |
労働衛生管理に用いられる統計に関する記述で誤りはどれ
1 生体から得られたある指標が正規分布である場合、そのばらつきの程度は平均値や最頻値によってあらわされる
2 集団を比較する場合、調査対象とした項目のデータの平均値が等しくても分散が異なっていれば、異なった特徴をもつ集団であると評価される
3 健康管理統計において、ある時点での検査における有所見者の割合を有所見率といい、このようなデータを静態データという
4 健康診断において、対象人数、受診者数などのデータを計数データといい、身長、体重などのデータを計量データという
5 ある事象と健康事象との間に、統計上一方が多いと他方も多いというような相関関係が認められても、それらの間に因果関係はないこともある
労働衛生管理に用いられる統計に関する記述で誤りはどれ
1 生体から得られたある指標が正規分布である場合、そのばらつきの程度は平均値及び中央値によって表される
2 集団を比較する場合、調査対象とした項目のデータの平均値が等しくても分布が異なっていれば、異なった特徴を持つ集団であると評価される
3 健康管理統計において、ある時点での集団に関するデータを静態データといい、有所見率は静態データの一つである
4 ある事象と健康事象との間に統計上、一方が多いと他方も多いというような相関関係が認められても、それらの間に因果関係があるとは限らない
5 健康診断において、対象人数、受診者数などのデータを計数データといい、身長体重などを計量データという
作業環境管理 | ディスプレイを用いる場合の書類及びキーボード上における照度は300ルクス以上。 間接照明等のグレア防止用照明器具を用いること |
作業管理 | 一連続作業時間が1時間を超えないようにし、次の連続作業までの間に10~15分の作業休止時間を設け、かつ一連続作業時間内において1~2回程度小休止を設けるようにする |
ディスプレイ | おおむね40㎝以上の視距離が確保できるようにし、必要に応じて眼鏡等で矯正する 画面の上端が目の高さとほぼ同じかやや下になる高さにする。 |
健康管理 | 作業の区分に応じ、配置前健康診断及び1年以内ごとに1回定期健康診断を行う。状機器作業に係る定期健康診断の対象は原則、1日の情報機器作業時間が4時間以上である労働者です。4時間未満の場合、自覚症状を訴えるもののみ対象となります |
情報機器作業における労働衛生管理のためのガイドラインに関する記述で適切でないものはどれ
1 書類上及びキーボード上における照度は500ルクス以下となるようにしている
2 ディスプレイ画面の位置、前後の傾き、左右の向き等を調整してグレア防止している
3 ディスプレイはおおむね30㎝以内の視距離が確保できるようにし、画面の上端を目の高さよりもやや下になるよう設置している
4 1日の情報機器作業の作業時間が4時間未満である労働者については、自覚症状を訴える者についてのみ定期健康診断対象としている
5 情報機器作業に係る定期健康診断を1年以内ごとに1回定期に実施している
厚生労働省の「労働安全衛生マネジメントシステムに関する指針」に関する記述で誤りはどれ
1 この指針は、労働安全衛生法の規定に基づき機械、設備、化学物質等による危険又は健康障害を防止するため事業者が講ずべき具体的な措置を定めるものではない
2 このシステムは、生産管理等事業実施に係る管理と一体となって運用されるものである
3 このシステムでは、事業者は、事業場における安全衛生水準の向上を図るための安全衛生に関する基本的考え方を示すものとして、安全衛生方針を表明し、労働者及び関係請負人その他の関係者に周知させる
4 このシステムでは事業者は、安全衛生方針に基づき設定した安全衛生目標を達成するため、事業場における危険性又は有害性等の調査の結果等に基づき、一定の期間を限り安全衛生計画を作成する
5 事業者はこのシステムに従って行う措置が適切に実施されているかどうかについて調査及び評価を行うため、外部機関による監査を受けなければならない
人力による重量物の取り扱い | 満18歳以上の男子労働者が人力のみで取り扱う重量は体重のおおむね40%以下に努めること 満18歳以上の女子労働者は男性が取り扱う重量の60%程度まで |
重量明示 | 取扱う物の重量をできるだけ明示すること 著しく重心が偏っているものはその旨を記載する |
作業姿勢 | 急激な身体の移動をなくし、前屈やひねり等不自然な姿勢はとらず、かつ、身体の重心移動を少なくする等、極力腰部に負担をかけない姿勢にする 重量物を押したり持ち上げる際は、極力、身体を対象物に近づけ重心を低くする |
腰部保護ベルトは一律に使用させるのではなく労働者ごとに効果を確認してから使用の適否を判断する |
立ち作業 | 床面が固い場合立っているだけでも腰部への衝撃が大きいので、クッション性のある作業靴やマットを利用し衝撃を緩和する |
腰掛け作業 | 椅子に深く腰を掛けて、背もたれで体幹を支え、足裏全体が床に接する姿勢にする |
厚生労働省の「職場における腰痛予防対策指針」に基づく腰痛予防対策に関する記述で正しいのはどれ
1 腰部保護ベルトは重量物取扱い作業に従事する労働者全員に使用させる
2 重量物取扱い作業の場合、満18歳以上の男性労働者が人力のみで取り扱う物の重量は、体重のおおむね50以下となるようにする
3 重量物取扱い作業の場合、満18歳以上の女性労働者が人力のみにより取り扱う物の重量は、男性が取り扱うことのできる重量の60%くらいまでとする
4 重量物取扱作業に常時従事する労働者に対しては、当該作業に配置する際及びその後1年以内ごとに定期に、医師による健康診断を行う
5 立ち作業の場合、身体を安定に保持するため、床面は弾力性のない硬い素材とし、クッション性のない作業靴を使用する
メンタルヘルスケア | 心の健康づくり計画 |
一次予防 | メンタルヘルス不調を未然に防止する |
二次予防 | メンタルヘルス不調を早期に発見し、適切な措置を行う |
三次予防 | メンタルヘルス不調となった労働者の職場復帰支援等を行う |
セルフケア | 労働者自身がストレスや心の健康を理解し、自ら予防、軽減対処を行う |
ラインケア | 労働者と日常接する監督者が、職場環境改善や相談対応を行う |
産業保健スタッフ等による | 事業場内の産業医や衛生管理者が提言 等をし、労働者や監督者へ支援を行う |
事業場外資源による | メンタルヘルスケアに関する専門知識を有する事業場外の機関や専門家に支援をうける |
メタボリックシンドローム:腹部肥満(内臓脂肪蓄積)かつ、血中脂質、血圧、空腹時血糖の3つのうち2つ以上が基準値から外れること。
・腹囲 男性85㎝以上 内臓脂肪面積>=100㎝^2に相当
女性90㎝以上
かつ 次のうち2項目以上該当
・脂質異常 トリグリセライド150㎎/dl以上 HDLコレステロール40㎎/dl未満のいずれかか両方
・高血圧 最高130㎜Hg以上 最低85㎜Hg以上
・空腹時血糖 110㎎/dl
労働者の健康保持増進のために行う健康測定における運動機能検査の項目とその測定種目の組み合わせであやまりはどれ
1 筋力 握力
2 柔軟性 状態起こし
3 平衡性 閉眼片足立ち
4 敏捷性 全身反応時間
5 全身持久性 最大酸素摂取量
「労働者の心の健康の保持増進のための指針」に基づくメンタルヘルス対策に関する記述で誤りはどれ
A メンタルヘルスケアを中長期的視点に立って継続的かつ計画的に行うため策定する「心の健康づくり計画」は、各事業場における労働安全衛生に関する計画の中に位置づけることが望ましい
B 「心の健康づくり計画」の策定にあたっては、プライバシー保護の観点から、衛生委員会や安全衛生委員会での調査審議は避ける
C セルフケア・家族によるケア・ラインによるケア・事業場外資源によるケアの4つのケアを効果的に推進する
D セルフケアとは労働者自身がストレスや心の健康について理解し、自らのストレスを予防、軽減する又はこれに対処することである
1 AB 2 AC 3 AD 4 BC 5 CD
「事業場における労働者の健康保持増進のための指針」に基づく健康保持増進対策に関する記述で適切でないものはどれ
1 健康保持増進対策の推進にあたっては、事業者が労働者等の意見を聴きつつ事業場の実態に即した取り組みを行うため、労使、産業医、衛生管理者等で構成される衛生委員会等を活用する
2 健康測定の結果に基づき行う健康指導には、運動指導、メンタルヘルスケア、栄養指導、口腔保健指導、保健指導が含まれる
3 健康保持増進措置は主に、生活習慣上の課題を有する労働者の健康状態の改善を目指すために個々の労働者に対して実施するものと、事業場全体の健康状態の改善や健康増進に係る取組の活性化等、生活習慣上の課題の有無にかかわらず労働者を集団として捉えて実施するものがある
4 健康保持増進に関する課題の把握や目標の設定等においては、労働者の健康状態等を客観的に把握できる数値を活用することが望ましい
5 健康測定とは、健康指導を行うために実施される調査・測定等のことをいい、疾病の早期発見に重点を置いた健康診断の各項目の結果を健康測定に活用することはできない
第一種施設 | 原則敷地内禁煙 | 学校・病院・児童福祉施設等 国・地方公共団体の行政機関庁舎等 |
第二種施設 | 原則屋内禁煙 | 一般事務所・工場・飲食店等 |
出入り口において、室外から室内に流入する空気の気流が0.2メートル毎秒以上 |
たばこの煙が室内から室外に流出しないよう、壁、天井等によって区画されていること |
たばこの煙が屋外又は外部の場所に排気されていること |
「職場における受動喫煙防止のためのガイドライン」において喫煙専用室を設置する際満たすべき事項として定められていないのはどれ
1 喫煙専用室の出入り口において室外から室内に流入する空気の気流が0.2m/s以上であること
2 喫煙専用室のたばこの煙が室内から室外に流出しないよう、喫煙専用室は、壁・天井等によって区画されていること
3 喫煙専用室の出入り口における室外から室内に流入する空気の気流について6か月以内ごとに1回定期に測定する
4 喫煙専用室のたばこの煙が屋外又は外部の場所に排気されていること
5 喫煙専用室の出入り口の見やすい箇所に必要事項を記載した標識を掲示すること
1 安全を確保し反応確認する。反応がある場合、回復体位をとらせて安静にし経過を観察する。 反応がない場合、その場で周囲の注意喚起し応援を呼びます。119番やAEDの手配を頼む |
胸と腹部の動きを確認し、動いていない場合心肺停止と判断。また、正常な呼吸でない場合や約10秒観察して判断できない場合も心肺停止とみなし、心肺蘇生を開始する |
胸骨圧迫:胸が約5㎝沈む強さで胸骨の下半分を1分間に100~120回のテンポで圧迫します。可能な限り中断せず絶え間なく行う |
口対口人工呼吸:気道を確保し鼻をつまみ、1回の吹込みに約1秒かけて、胸の盛り上がりが見える程度まで吹き込む。気道確保しないと胃が膨張し内容物の逆流により気道閉塞の可能性があります。 |
人工呼吸と胸骨圧迫は、胸骨圧迫30回と人工呼吸2回の組み合わせで繰り返し行う。 AEDが届き次第すぐに準備する。電気ショックが必要な場合はアナウンス通りに行い、再度心肺蘇生を開始する。 電気ショックが不要だった場合、直ちに心肺蘇生を再開する |
一時救命処置に関する記述で誤りはどれ
1 傷病者に反応がある場合、回復体位をとらせて安静にし経過を観察する
2 一時救命処置はできる限り単独で行うことは避ける
3 口対口人工呼吸は、傷病者の鼻をつまみ、1回の吹込みに約3秒かけて傷病者の胸の盛り上がりが見える程度まで吹き込む
4 胸骨圧迫は、胸が約5㎝沈む強さで1分間に100~120回のテンポで行う
5 AEDによる心電図の自動解析の結果「電気ショックは不要です」などのメッセージが流れた場合には、すぐに胸骨圧迫を再開し心肺蘇生を続ける
体内の血液量は体重の8%程度で、この約3分の1を短時間に失うと生命が危険となります。また、出血は・外出血と内出血があります。
外出血は血液が体の外に流出する
内出血は血液が体外に流出せず、胸腔腹腔等の内側や、皮下等軟部組織への出欠です
動脈性出血 | 鮮紅色で拍動性の出欠。出血量は多い |
静脈性出血 | 暗赤色でゆっくり持続的に傷口から湧き出る。浅めの切り傷などはこれ |
毛細血管性出血 | 傷口から少しづつにじみ出る。擦り傷などはこれ |
直接圧迫法 | 出血部を直接圧迫する |
間接圧迫法 | 出血部位より心臓に近い部位の動脈を圧迫する |
止血帯法 | 3㎝以上の幅の帯を使います。細いものは× 止血帯を施してから医師にひきつぐまで30分以上かかる場合、止血帯を施してから30分ごとに1~2分ほど、血液がにじむ程度に結び目を緩めます |
出血及び止血法並びにその救急処置に関する記述で誤りはどれ
1 体内の全血液量は体重の約13分の1で、その約3分の1を短期間に失うと生命が危険になる
2 傷口が泥で汚れている場合、手際よく水道水で洗い流す
3 止血法には、直接圧迫法、関節圧迫法などあるが、一般人が行う応急手当としては直接圧迫法が推奨されている
4 静脈性出血は、擦り傷の時に見られ、傷口からすこしづつにじみでるような出血である
5 止血帯を施した後、受傷者を医師に引き継ぐまでに30分以上かかる場合には、止血帯を施してから30分ごとに1~2分、出血部から血液がにじんでくるまで結び目を緩める
熱傷の救急措置等に関して誤りはどれ
1 熱傷はⅠ~Ⅲ度に分類され、水疱ができる程度のものはⅡ度に分類される
2 水疱ができたときは周囲に広がらないように水疱を破って清潔なガーゼや布で軽く覆う
3 熱傷面はすぐに水をかけて十分冷やすことが応急手当のポイントであるが、熱傷の範囲が広い場合、全体を冷却し続けることは低体温となるおそれがあるので注意が必要である
4 衣類を脱がすときは、熱傷面に付着している衣類は残してその周囲の部分だけを切り取る
5 45℃程度の熱源への長時間接触による低温熱傷は一見軽傷に見えても、熱傷深度が深く難治性の場合が多い
骨折及びその救急措置に関する記述で誤りはどれ
1 骨にひびの入った状態を不完全骨折といい、骨が完全に折れている状態を完全骨折という
2 骨が1か所で折れている状態を単純骨折といい、骨が2か所以上折れたり砕けているものを複雑骨折という
3 骨折部が皮膚から露出した状態を開放骨折という
4 骨折部を副士で固定するときは、骨折した部分が変形していても、そのままの状態を保持して直近の関節部を含めた広い範囲を固定する
5 脊髄損傷が疑われる傷病者を移動させる必要がある時には硬い板などの上にのせる
冠動脈の動脈硬化等により、心筋への血液供給が不足したり、途絶えることで起こる心筋障害。
高血圧や喫煙、脂質異常症などにより発症の危険性が高まる。
狭心症と心筋梗塞に大別される
狭心症 | 動脈硬化のため冠動脈が狭くなり一時的に酸素不足で心筋虚血状態となる 心筋の一部が可逆的虚血になる。(血流が改善すれば元に戻る) 激しい胸の痛みが長くて15分程度。 |
心筋梗塞 | 動脈硬化で狭くなったところに血栓ができ、血流供給が途絶え心筋が壊死する。不可逆的な心筋壊死(元に戻らない)がおきます。 激しい胸の痛みが1時間以上続くことがある |
虚血性心疾患に関する記述で誤りはどれ
1 虚血性心疾患は門脈による心筋への血液供給が不足したり途絶えることで起こる心筋障害である
2 虚血性心疾患発症の危険因子には高血圧・喫煙・脂質異常症などがある
3 虚血性心疾患は、心筋の一部分に可逆的虚血が起こる狭心症と、不可逆的な心筋壊死が起こる心筋梗塞に大別される
4 心筋梗塞では突然激しい胸痛が起こり、「締め付けられるように痛い・胸が苦しい」などの症状が長時間続き、1時間以上になることもある
5 狭心症の痛みの場所は、心筋梗塞とほぼ同じであるが、その発作が続く時間は、通常数分程度で長くても15分以内に収まることが多い
出血性病変と虚血性病変などです。
出血性病変:脳血管が破れて出血するもの
虚血性病変:脳血管が詰まるもの
出血性病変 | くも膜下出血 | 脳表面のくも膜下腔に出血する 脳動脈瘤(血管のこぶ)が突然破裂して出血することが多い。 急激で激しい頭痛。 |
出血性病変 | 脳出血 | 脳内の出血 |
虚血性病変 脳梗塞 | 脳血栓症 | 脳血管の動脈硬化により狭くなった血管に血栓ができる |
虚血性病変 脳梗塞 | 脳塞栓症 | 心臓や動脈壁の血栓等がはがれて脳血管を塞ぐ |
脳血管障害及び虚血性心疾患に関して誤りはどれ
1 脳血管障害は、脳の血管の病変が原因で生じ、出血性病変、虚血性病変等に分類される
2 出血性の脳血管障害は、脳表面のくも膜下腔に出血するくも膜下出血、脳実質内に出血する脳出血などに分類される
3 虚血性の脳血管障害である脳梗塞は、脳血管自体の動脈硬化性病変による脳血栓症と、心臓や動脈壁の血栓などがはがれて脳血管を閉塞する脳塞栓症に分類される
4 虚血性心疾患は、門脈による心筋への血液供給が不足したり途絶えることで起こる心筋障害である
5 虚血性心疾患は、心筋の一部分に可逆的虚血が起こる狭心症と、不可逆的な心筋壊死が起こる心筋梗塞に大別される
健康診断における検査項目に関して誤りはどれ
1 HDLコレステロールは、善玉コレステロールとも呼ばれ、低値であることは動脈硬化の危険因子となる
2 γーGTPは、正常な肝細胞に含まれている酵素で、肝細胞が障害を受けると血液中に流れ出し、特にアルコールの摂取で高値を示す特徴がある
3 ヘモグロビンA1cは、血液1μL中に含まれるヘモグロビンの数を表す値であり、貧血の有無を調べるために利用される
4 尿素窒素BUNは腎臓から排泄される老廃物の一種で、腎臓の働きが低下すると尿中に排泄されず血液中の値が高くなる
5 血清トリグリセライド(中性脂肪)は、食後に値が上昇する脂質で、内臓脂肪が蓄積している者において、空腹時にも高値が持続することは動脈硬化の危険因子となる
職場における受動喫煙防止のためのガイドラインに関する記述で誤りの組み合わせはどれか
A 第一種施設とは、多数の者が利用する施設のうち学校・病院・国や地方公共団体の行政機関の庁舎等をいい、原則敷地内禁煙とされる
B 一般の事務所や工場は第二種施設に含まれ、原則屋内禁煙とされている
C 第二種施設においては、特定の時間を禁煙とする時間分煙が認められている
D たばこの煙の流出を防止するための技術的基準に適合した喫煙専用室においては食事はしてはならないが、飲料を飲むことは認められている
1 AB 2 AC 3 BC 4 BD 5 CD
労働衛生管理に用いられる統計に関する記述で誤りはどれ
1 生体から得られたある指標が正規分布である場合、そのばらつきの程度は平均値や最頻値によって表される
2 集団を比較する場合、調査対象とした項目のデータの平均値が等しくても分散が異なっていれば、異なった特徴を持つ集団であると評価される
3 健康管理統計において、ある時点での検査における有所見者の割合を有所見率といい、このようなデータを静態データという
4 健康診断において、対象人数、受診者数などのデータを計数データといい、身長体重などを計量データという
5 ある事象と健康事象との間に統計上、一方が多いと他方も多いというような相関関係が認められたとしても、それらの間に因果関係があるとは限らない
職場における腰痛予防対策指針に基づき、腰部に著しい負担のかかる作業に常時従事する労働者に対して当該作業に配置する際に行う健康診断の項目として適切でないものはどれ
1 既往歴及び業務歴の調査
2 自覚症状の有無の検査
3 負荷心電図検査
4 神経学的検査
5 脊柱の検査
脳血管障害及び虚血性心疾患に関する記述で誤りはどれ
1 虚血性の脳血管障害である脳梗塞は、脳血管自体の動脈硬化性病変による脳血栓症と、心臓や動脈壁の血栓がはがれて脳血管を閉塞する脳塞栓症に分類される
2 くも膜下出血は通常、脳動脈瘤が破れて数日後、激しい頭痛で発症する
3 虚血性心疾患は、冠動脈による心筋への血液供給が不足したり途絶えることにより起こる心筋障害である
4 心筋梗塞では、突然激しい胸痛が起こり、「締め付けられるように痛い」「胸が苦しい」などの症状が1時間以上続くことがある
5 運動負荷心電図検査は、虚血性心疾患の発見に有用である
食中毒に関する記述で正しいのはどれ
1 感染型食中毒は、食物に付着した細菌そのものの感染によっておこる食中毒でサルモネラ菌によるものがある
2 赤身魚などに含まれるヒスチジンが細菌により分解されて生成されるヒスタミンは加熱料理によって分解する
3 エンテロトキシンはフグ毒の主成分で手足のしびれや呼吸麻痺をおこす
4 カンピロバクターはカビの産出する毒素で腹痛や下痢を起こす
5 ボツリヌス菌は、缶詰や真空パックなど酸素のない食品中でも増殖するが、熱に弱く60℃10分間程度の加熱で殺菌することができる
脳血管障害及び虚血性心疾患に関する記述で誤りはどれ
1 出血性の脳血管障害は、脳表面のくも膜下腔に出血するくも膜下出血、脳実質内に出血する脳出血などに分類される
2 虚血性の脳血管障害である脳梗塞は、脳血管自体の動脈硬化性病変による脳塞栓症と、心臓や動脈壁の血栓がはがれて脳血管を閉塞する脳血栓症に分類される
3 高血圧性脳症は、急激な血圧上昇が誘因となって、脳が腫脹する病気で、頭痛、悪心、嘔吐、意識障害、視力障碍、けいれんなどの症状がみられる
4 虚血性心疾患は、心筋の一部分に可逆的な虚血が起こる狭心症と、不可逆的な心筋壊死が起こる心筋梗塞とに大別される
5 運動負荷心電図検査は虚血性心疾患の発見に有用である
身長175㎝、体重80㎏、腹囲88㎝の人のBMI値に最も近い値はどれ
1 21 2 26 3 29 4 37 5 40