同化 | 代謝において体内に摂取された栄養素が種々の化学反応によってATPに蓄えられたエネルギーを用いて、細胞を構成する生体に必要な物質に合成されること |
異化 | 代謝において、細胞に取り入れられた体脂肪やグリコーゲンなどが分解されてエネルギーを発生しATPが産出されること |
基礎代謝:心臓の拍動、呼吸運動、体温保持など生命の維持に必要とされる最小限のエネルギー代謝の事
その際に消費されるエネルギー量を基礎代謝量といいます。これは覚醒・横臥・安静時の測定値で表されます
基礎代謝量には男女差があり、同性や同年齢では、体の表面積にほぼ比例する。
エネルギー代謝率の値 | 体格性別に関係なく、同じ作業であればほぼ同じ値になる |
エネルギー代謝率の適用 | 動的筋作業の強度を示すには役立つが、精神的作業や静的筋作業の強度を表す指標には適用できない |
代謝に関する記述のうち正しいのはどれ
1 代謝において、細胞に取り入れられた体脂肪、グリコーゲンなどが分解されてエネルギーを発生し、ATPが合成されることを同化という
2 代謝において、体内に摂取された栄養素が、種々の化学反応によってATPに蓄えられたエネルギーを用いて細胞を構成するたんぱく質などの生体に必要な物質に合成されることを異化という
3 基礎代謝量は、安静時における心臓の拍動、呼吸、体温保持などに必要な代謝量で睡眠中の測定値で表される
4 エネルギー代謝率は、一定時間中に体内で消費された酸素と排出された二酸化炭素の容積比で表される
5 エネルギー代謝率は、動的筋作業の強度を表すことができるが、精神的作業や静的筋作業には適用できない
インスリン | 膵臓 | 血糖量の減少 |
グルカゴン | 膵臓 | 血糖量の増加 |
アドレナリン | 副腎髄質 | 血糖量の増加 |
コルチゾール | 副腎皮質 | 血糖量の増加 |
アルドステロン | 副腎皮質 | 体液中の塩類バランス調節 |
メラトニン | 松果体 | 睡眠と覚醒リズム調節 |
パラソルモン | 副甲状腺 | 体内のカルシウム量調節 |
セクレチン | 十二指腸 | 消化液分泌促進 |
ガストリン | 胃 | 胃酸分泌促進 |
ヒトのホルモン、その内分泌器官及びそのはたらきの組み合わせで誤りはどれ
下の図を見て答えてください
ホルモン | 内分泌器官 | はたらき | |
1 | ガストリン | 胃 | 胃酸分泌促進 |
2 | アルドステロン | 副腎皮質 | 体液の塩類バランス調整 |
3 | パラソルモン | 副甲状腺 | 血中カルシウム量調整 |
4 | コルチゾール | 膵臓 | 血糖量の増加 |
5 | 副腎皮質刺激ホルモン | 下垂体 | 副腎皮質の活性化 |
体温調節機能 | 間脳にある視床下部にある |
ホメオスタシス(恒常性) | 外部環境が変化しても体内状態を一定に保つ。 |
ホメオスタシス | 内分泌系と神経系により調節される |
放熱 | 輻射・伝導・蒸発などの物理的な過程で行われる |
放熱過程の「蒸発」 | 発汗と不感蒸泄がある |
不感蒸泄 | 発汗がない状態でも皮膚や呼気から水分が失われる現象 |
温熱性発汗 | 上昇した体温を下げるために汗を出す。手のひら、足の裏を除く全身から持続的に発汗する |
寒冷環境 | 体温が正常以下になると皮膚の血管が収縮して血液量が減少し、皮膚温を低下させる(熱を逃がさない) |
高温環境 | 体温が正常以上になると皮膚の血管が拡張し血液量が増加する。 内臓の血液量が減少することで代謝活動が抑制され、放熱が促進される |
体温調節に関する記述で誤りはどれ
1 寒冷な環境においては皮膚の血管が収縮して血液量が減って熱の放射が減少する
2 暑熱な環境においては、内臓の血液量が増加し体内の代謝活動が亢進することにより、人体から熱の放射が促進される
3 体温調節にみられるように、外部環境などが変化しても身体内部の状態を一定に保とうとする性質を恒常性ホメオスタシスという
4 計算上100gの水分が体重70㎏の人の体表面から蒸発すると、気化熱が奪われ体温が約1℃下がる
5 熱の放散は、輻射、伝導、蒸発など物理的な過程で行われ、蒸発には発汗と不感蒸泄によるものがある
尿の成分は全身の健康状態をよく反映するため健康診断などで、尿検査はよく使われます。健康診断の結果、血液中の尿素窒素(BUN)の値が高くなると腎臓の働きが低下していると考えられます。
これは、尿素窒素は、通常腎臓でろ過されて尿中に排出される老廃物なのですが、尿素窒素の値が高いということは腎臓の働きが低下し、尿中に排出されずに血液中に残ってしまっているからです。
尿は約95%の水分と約5%の固形物で成っており、淡黄色で弱酸性の液体です。
ネフロン | 尿を生成する組織で、腎小体と尿細管という管で構成される。また、腎小体とは糸球体とボウマン嚢です。 ネフロンは1つの腎臓に100万個以上存在する。 |
尿の生成 | 体内の水分量やナトリウムなど電解質の調整です。水溶性の老廃物や不要物を体外に排出する。 尿の生成は「ろ過と再吸収」です |
ろ過 | 血球(血液の有形性分)、たんぱく質以外の血漿(けっしょう、血液の液体成分)、老廃物などが血中の老廃物等が、糸球体からボウマン嚢にこし出され原尿が生成されます。 |
再吸収 | 尿細管で、原尿に含まれる身体に必要な成分が血液中に再吸収され、他の残りは尿となる。 水分や電解質(ナトリウム等)、グルコース(糖)、アミノ酸は尿細管で再吸収される |
腎臓又は尿に関する記述で誤りの組み合わせはどれ
A ネフロン(腎単位)は尿を生成する単位構造で、1個の腎小体とそれに続く1本の尿細管から成り、1個の腎臓中に約100万個ある
B 尿の約95%は水分で、約5%が固形物であるが、その成分は全身の健康状態をよく反映するので、尿検査は健康診断などで広く行われている
C 腎機能が正常な場合、糖はボウマン嚢中にこしだされないので、尿中には排出されない
D 腎機能が正常な場合、大部分のたんぱく質はボウマン嚢中にこし出されるが、尿細管でほぼ100%再吸収されるので尿中にはほとんど排出されない
1 AB 2 AC 3 AD 4 BC 5 CD
腎臓・泌尿器系(ひにょうき)に関する記述で誤りはどれ
1 糸球体では、血液中のたんぱく質以外の血漿成分がボウマン嚢にこしだされ、原尿が生成される
2 尿細管では、原尿に含まれる大部分の水分、電解質、栄養分などが血液中に再吸収される
3 尿の生成・排出により、体内の水分量やナトリウムなどの電解質濃度を調節するとともに、生命活動によって生じた不要な物質を排出する
4 尿の約95%は水分で、約5%が固形物であるが、その成分は全身の健康状態をよく反映するので尿検査は健康診断などで広く行われている
5 血液中の尿素窒素BUNの値が低くなる場合は、腎臓機能の低下が考えられる
横紋筋 骨格筋 | 姿勢を保ったり身体を動かす筋肉で随意筋という |
横紋筋 心筋 | 心臓を動かす筋肉で不随意筋 |
平滑筋(内臓筋) | 内臓や血管の働きを維持する筋肉で不随意筋 |
等張性収縮 | 屈伸運動などで、筋肉が長さを変えて張力により筋力を発生させる |
等尺性収縮 | 姿勢を保つことなど、筋肉が長さを変えずに外力に抵抗し筋力を発生させる |
筋収縮 | 筋肉自体が収縮して出す最大筋力は筋肉の断面積1㎝^2当たりの平均値は性差や年齢差がほぼない。 仕事効率が最も大きいのは筋肉の縮む速さが適当な時で、最も大きい力を出すのは収縮しようとする瞬間です。 |
活動性肥大 | 強い力を必要とする運動を続けていると筋肉を構成する個々の筋線維が太くなり筋力が増す。筋線維の数が増えるわけではない。 |
エネルギー | 筋収縮は、直後では特にグリコーゲン(糖)が分解されATP(アデノシン三リン酸)が作りだされ利用される。 筋肉中のグリコーゲンは酸素が十分に与えられると完全分解され水と二酸化炭素になり、大量のATPが供給される。 酸素が不十分だと水と二酸化炭素まで分解されず乳酸になる。 |
筋肉に関する記述で正しいのはどれ
1 横紋筋は骨に付着して身体の運動の原動力となる筋肉で意志によって動かすことができるが、平滑筋は心筋などの内臓に存在する筋肉で意志によって動かすことができない
2 筋肉は神経からの刺激によって収縮するが、神経より疲労しにくい
3 荷物を持ち上げたり屈伸運動を行う時は、筋肉が長さを変えずに外力に抵抗して筋力を発生させる等尺性収縮が生じている
4 強い力を必要とする運動を続けていると、筋肉を構成する個々の筋線維の太さは変わらないがその数が増えることで筋肉が太くなり筋力が増強する
5 筋肉自体が収縮して出す最大筋力は、筋肉の断面積1㎝^2当たりの平均値をとると、性差や年齢差はほぼない
体性神経 | 運動や感覚に関与する神経で、感覚神経と運動神経がある |
自律神経 | 呼吸や循環に関与し、交感神経と副交感神経がある 内臓や血管等をコントロールし、体内環境を整える。内臓や血管等の不随意筋に分布し、中枢は脳幹・脊髄にあります |
交感神経 | 日中に働く。心拍数の増加、消化管の運動を抑制、など |
副交感神経 | 夜に働く。心拍数の減少、消化管の運動促進など |
神経系に関して誤りはどれ
1 神経系を構成する基本的な単位である神経細胞は、通常、1個の細胞体、1本の軸索及び複数の樹状突起から成り、ニューロンともいわれる
2 体性神経は、運動及び感覚に関与し、自律神経は呼吸、循環などに関与する
3 大脳の皮質は、神経細胞の細胞体が集まっている灰白質で、感覚思考などの作用を支配する中枢として機能する
4 交感神経系と副交感神経系は、各種臓器において双方の神経線維が分布し、相反する作用を有している
5 交感神経系は、身体の機能をより活動的に調節する働きがあり、心拍数を増加せたり、消化管の運動を高める
虹彩・瞳孔 | 眼に入った光の調節をする。虹彩の中心部、黒目の所が瞳孔で、大きさを変えることで光の量を調節する。明るいところでは小さく、暗いところでは大きくなる。 |
水晶体 | 厚さを変えることで焦点距離を調節し、網膜上に像を結ぶ。ピント調節。 これがうまくいかないのが屈折異常(近視・遠視・乱視) |
網膜 | 錐状体と杆状体という視細胞がある。 錐状体は明るい所で色を感じる。 杆状体は暗い所で弱い光や明暗を感じる |
明順応と暗順応 | 明順応:暗い所から明るい所に出た際、徐々に見えること 暗順応:明るい所から暗い所に入った際、徐々に見えること |
正視 | 目に入った光線が網膜に正しく像を結ぶ状態 |
近視 | 眼軸(角膜から網膜までの長さ)が長いため、平行光線が網膜の前方で像を結ぶ。近いものにはピントが合い、遠いものは見えない |
遠視 | 眼軸が短いため、平行光線が網膜の後方で像を結ぶ。近く、遠く両方見えない。 |
乱視 | 角膜が歪んだり、表面に凹凸があるせいで、眼軸等に異常にがなくとも平行光線が網膜に正しく像を結ばない状態。 |
老視 | 加齢で水晶体が変形し、調節できる範囲が狭まることで、近点(最も近くの距離)が遠くなり、遠点が近くなる。 |
視力検査 | 一般的な健康診断で行う視力検査は、遠方視力検査となり、5mの距離で実施する。(近方視力もある) |
上記画像は以下よりお借り致しました。
公益財団法人日本眼科学会
視覚に関する記述で誤りはどれ
1 眼は周りの明るさによって瞳孔の大きさが変化して目に入る光量が調節され、暗い場合には瞳孔が広がる
2 眼軸が短すぎることなどにより平行光線が網膜の後方で像を結ぶものを遠視という
3 角膜がゆがんでいたり表面に凹凸があるために眼軸などに異常がなくても、物体の像が網膜上に正しく結ばれないものを乱視という
4 網膜には、明るいところで働き色を感じる錐状体と、暗いところで働き弱い光を感じる杆状体の2種類の視細胞がある
5 明るいところから急に暗いところに入ると、初めは見えにくいが徐々に見えやすくなることを明順応という
外耳 | 音を集める。耳介で周囲の音を集めたり音源の位置を感知する。外耳道は鼓膜につながる器官で、耳介で集めた空気の振動を中耳に送る |
中耳 | 鼓膜から内耳へ振動を伝える。鼓膜・鼓室・耳小骨・耳管で構成される。 外耳と内耳を隔てる薄い膜が鼓膜で、その内側に耳小骨がある鼓室という空洞があります。鼓室は耳管により咽頭に通じる。耳管が耳と鼻をつないでおり、中耳の内圧と外気圧を等しく保つ役割もある。 |
内耳 | 聴覚、平衡感覚を保つ。蝸牛・半規管・前庭で構成される。 |
蝸牛 | 聴覚を保つ。振動を電気信号に変換し蝸牛神経を通じて脳に伝達する |
半規管 | 平衡感覚を保つ。身体の回転方向や速度を感じる |
前庭 | 平衡感覚を保つ。身体の傾きの方向や傾きの大きさを感じる |
上記画像は以下よりお借り致しました。
日本福祉大学付属クリニック さくら
https://www.n-fukushi.ac.jp/clinic-sakura/disease/ear/structure/index.html
耳とその機能に関する記述で誤りはどれ
1 耳は、聴覚、平衡感覚などをつかさどる器官で、外耳・中耳・内耳の3つの部位にわけられる
2 耳介で集められた音は、鼓膜を振動させ、その振動は耳小骨によって増幅され、内耳に伝えられる
3 内耳は前庭、半規管、蝸牛(うずまき菅)の3つの部位から成り、前庭と半規管が平衡感覚、蝸牛が聴覚を分担している
4 半規管は、体の傾きの方向や大きさを感じ、前庭は、体の回転の方向や速度を感じる
5 鼓室は、耳管によって咽頭に通じており、その内圧は外気圧と等しく保たれている
嗅覚 | においを感じる。敏感だが、同一臭気に対して疲労しやすいため、しばらくすると慣れてしまいにおいを感じなくなる。 |
皮膚感覚 | 触圧覚・痛覚・温度感覚などがある。皮膚の触点・圧点・痛点・冷点・温点で感覚を受けとる、これらを感覚点という。 痛点の密度はほかの感覚点より高い。 また、温覚より冷覚のほうが敏感。 |
深部感覚 | 筋肉や腱にで得る、身体各部の位置や運動などを認識する |
内臓感覚 | 内臓の動きや炎症を感じ、内臓痛を認識する |
感覚又は感覚器に関して正しいのはどれ
1 物理化学的な刺激の量と人間が意識する感覚の強度とは、直接的な比例関係にある
2 皮膚感覚には、触覚圧、痛覚、温度感覚(温覚・冷覚)などがあり、これらのうち冷覚を感じる冷覚点の密度はほかの感覚点に比べて高い
3 網膜の錐状体は明るい所で働き色を感じ、杆状体は暗い所で働き弱い光、明暗を感じる
4 眼軸が短すぎるために、平行光線が網膜の後方で像を結ぶ状態は近視である
5 平衡感覚に関係する器官である前庭及び半規管は、中耳にあって体の傾きや回転の方向を知覚する
感覚又は感覚器に関して誤りはどれ
1 眼軸が短すぎるために、平行光線が網膜の後方で像を結ぶものを遠視という
2 嗅覚と味覚は化学感覚ともいわれ、物質の化学的性質を認知する感覚である
3 温度感覚は皮膚のほか口腔などの粘膜にも存在し、一般に温覚のほうが冷覚よりも鋭敏である
4 深部感覚は、筋肉や腱にある受容器から得られる身体各部の位置、運動などを認識する感覚である
5 中耳にある鼓室は耳管によって咽頭に通じており、その内圧は外気圧と等しく保たれている
睡眠 | 副交感神経系が活発に働き、体温低下や心拍数減少がおき、消化管の運動を亢進する。 |
メラトニン | 夜間に分泌が上昇し、睡眠と覚醒のリズム調節をするホルモンで、松果体から分泌される |
コルチゾール | 副腎皮質から分泌され、分泌量は起床前後に最大になる。血糖値調節などの働きをするホルモンで一日の活動リズムを整える。 |
レム睡眠とノンレム睡眠 | レム睡眠:眠りが浅く、眼球が動く ノンレム:熟睡で眼球は動かない。 入眠直後はノンレム睡眠となり、90~120分ごとに繰り返す。 |
サーカディアンリズム | 概日リズムともいい、睡眠と覚醒など約1日周期で繰り返す生物学的リズムのこと。 睡眠と食事は深い関係にあり、就寝直前の過食は肥満や不眠をまねく |
睡眠に関する記述で誤りはどれ
1 入眠直後にはノンレム睡眠が生じ、これが不十分な時には日中に眠気を催しやすい
2 副交感神経系は、身体の機能を回復に向けて働く神経系で、休息や睡眠状態で活動が高まり、心拍数を減少し消化管の運動を亢進する
3 睡眠と覚醒のリズムは体内時計により約1日周期に調節されており、体内時計の周期を外界の24時間周期に適切に同調させることができないために生じる睡眠障害を概日リズム睡眠障害という
4 睡眠と食事は深く関係しているため、就寝直前の過食は肥満のほか不眠を招く
5 脳下垂体から分泌されるセクレチンは、夜間に分泌が上昇するホルモンで、睡眠と覚醒のリズム調節に関与している
睡眠に関する記述で誤りはどれ
1 睡眠と覚醒のリズムのように、約1日周期で繰り返される生物学的リズムをサーカディアンリズムといい、この乱れは疲労や睡眠障害の原因になる
2 睡眠は、睡眠中の目の動きなどによってレム睡眠とノンレム睡眠に分類される
3 コルチゾールは血糖値調節などの働きをするホルモンで、通常その分泌量は明け方から増加し始め、起床前後で最大となる
4 レム睡眠は安らかな眠りで、この間に脳は休んだ状態になっている
5 メラトニンは睡眠に関与しているホルモンである
グリコーゲン合成分解 | ブドウ糖からグリコーゲンをつくり蓄える。血液中のブドウ糖が不足した際、そのグリコーゲンをブドウ糖に分解し血液へ送ることで血糖値を保つ |
血漿中のたんぱく質合成 | アミノ酸から、アルブミンやフィブリノーゲンなどの血漿タンパク質を合成する |
尿素合成 | 不要なアミノ酸を分解し尿素を作る |
解毒作用 | 身体に有害な物質を分解する(アルコールなど) |
胆汁生成 | 胆汁はアルカリ性消化液で、消化酵素は含まないが、脂肪を乳化させ脂肪分解を助ける |
赤血球の分解処理 | 赤血球の分解物からビリルビンを合成し胆汁に排出する |
脂肪酸分解 コレステロール合成 | コレステロールやリン脂質を合成する。余分なたんぱくしつと炭水化物を中性脂肪に変える |
糖新生 | 血糖中のブドウ糖が不足すると、アミノ酸からブドウ糖を合成する |
ヘパリン合成 | 血液凝固阻止物質を合成する |
肝臓の機能として誤りはどれ
1 血液中の身体に有害な物質を分解する
2 ブドウ糖をグリコーゲンに変えて蓄える
3 ビリルビンを分解する
4 血液凝固物質を合成する
5 血液凝固阻止物質を合成する
たんぱく質 3 | 分解されアミノ酸 |
炭水化物 3 | 分解されブドウ糖 |
脂質 3 | 分解され脂肪酸とグリセリン(モノグリセリド) |
無機質 | 酵素分解なし |
ビタミン | 酵素分解なし |
たんぱく質 | 胃の消化酵素ペプシンによりペプトンに分解される。さらに十二指腸に送られトリプシン(消化酵素)等によりさらに分解されアミノ酸になり小腸の腸壁から吸収される |
炭水化物 | 唾液中や膵液中のアミラーゼにより分解、さらに小腸でマルターゼなどによりブドウ糖へ分解され小腸の腸壁から吸収される |
脂質 | 十二指腸で胆汁に混合される。胆汁は消化酵素を含まないが、脂肪を乳化させ脂肪分分解を助ける。 そして膵液中のリパーゼにより脂肪酸とグリセリンに分解され小腸の腸壁から吸収される |
A~Dの消化酵素についてたんぱく質の消化に関与している組み合わせはどれ
A トリプシン B ペプシン C アミラーゼ D リパーゼ
1 AB 2 AC 3 BC 4 BD 5 CD
たんぱく質並びにその分解、吸収及び代謝に関して誤りはどれ
1 たんぱく質は約20種類のアミノ酸が結合してできており、内臓、筋肉、皮膚など人体の臓器等を構成する主成分である
2 たんぱく質は膵臓から分泌される消化酵素である膵リパーゼなどによりアミノ酸に分解され小腸から吸収される
3 血液循環に入ったアミノ酸は体内の各組織においてたんぱく質に再合成される
4 肝像ではアミノ酸から血漿タンパク質が合成される
5 飢餓時には、肝臓などでアミノ酸などからブドウ糖を生成する糖新生が行われる
摂取した食物中の炭水化物、たんぱく質及び脂質を分解する消化酵素の組み合わせで正しいのはどれ(下の表)
炭水化物 | 脂質 | たんぱく質 | |
1 | マルターゼ | リパーゼ | トリプシン |
2 | トリプシン | アミラーゼ | ペプシン |
3 | ペプシン | マルターゼ | トリプシン |
4 | ペプシン | リパーゼ | マルターゼ |
5 | アミラーゼ | トリプシン | リパーゼ |
呼吸運動 | 肋間筋や横隔膜等の呼吸筋の協調運動により胸郭内の容積を周期的に増減し、肺を拡張、収縮させることで行われる |
呼気 | 息を吐く。肋間筋や横隔膜等が上がり、胸郭内の容積が減り内圧が高くなるため、気道を通り肺から空気が押し出される |
吸気 | 息を吸う。肋間筋や横隔膜等が下がり胸郭内の容積が増し内圧が低くなるため、気道を通り肺に空気が流れ込む。 |
外呼吸 | 肺胞内の空気と肺胞を取り巻く毛細血管中の血液との間で行われるガス交換 |
内呼吸 | 細胞と毛細血管中の血液との間で行われるガス交換 |
呼吸数 | 呼吸筋を支配するのは延髄の呼吸中枢。 成人は1分間に16~20回が通常だが、食事や入浴、発熱により増加する。 運動などで身体を動かすと、血液中の二酸化炭素分圧が上昇することで呼吸中枢が刺激され換気量と呼吸数が増加する。通常、呼気には酸素は16%、二酸化炭素が4%含まれる。 |
チェーンストークス呼吸 | 呼吸してない状態から次第に呼吸が深まり、再度浅くなって呼吸が止まる状態が繰り返される。 |
呼吸に関して正しいのはどれ
1 呼吸は胸膜が運動することで胸腔内の圧力を変化させ、肺を受動的に伸縮させることにより行われる
2 肺胞内の空気と肺胞を取り巻く毛細血管中の血液との間で行われるガス交換は内呼吸である
3 成人の呼吸数は通常、1分間に16~20回であるが、食事、入浴、発熱などにより増加する
4 チェーンストークス呼吸とは、肺機能の低下により呼吸数が増加した状態をいい、喫煙が原因となることが多い
5 身体活動時には、血液中の窒素分圧の上昇により呼吸中枢が刺激され、1回換気量及び呼吸数が増加する
呼吸に関して誤りはどれ
1 呼吸運動は、横隔膜、肋間筋などの呼吸筋が収縮と弛緩をすることにより行われる
2 胸郭内容積が増し、その内圧が低くなるにつれ、鼻腔、気管などの気道を経て肺内へ流れ込む空気が吸気である
3 肺胞内の空気と肺胞を取り巻く毛細血管中の血液との間で行われるガス交換を外呼吸という
4 呼吸数は通常、1分間に16~20回で、成人の安静時の1回呼吸量は約500mLである
5 呼吸のリズムをコントロールしているのは間脳の視床下部である
拍動 | 心臓が収縮・拡張を繰り返すこと(ポンプすること) 右心房にある洞結節から発生した刺激が心臓全体に伝わることで起こる 1分間の拍動数を心拍数という。 |
脈拍 | 拍動による動脈圧の変動を末梢動脈で触知したもの。一般的に手首の橈骨動脈で触知する |
自律神経 | 交感神経は拍動を加速させ、副交感神経は拍動を遅らせるため、自律神経は洞結節に大きく影響を与える。 |
動脈と静脈 | 動脈は心臓から送られた血液を送り、静脈は心臓に戻る血液を送る。 体の左側は動脈血が、右側は静脈血が流れると覚える。 |
動脈血と静脈血 | 動脈血は酸素を多く含み二酸化炭素が少ない血液で、静脈血は酸素が少なく二酸化炭素が多い血液。 |
体循環 | 心臓から全身の血液循環。 左心室から大動脈→大静脈→右心房に戻る血液循環。 大動脈には動脈血、大静脈には静脈血が流れる |
肺循環 | 心臓から肺への血液循環。 右心室から肺動脈→肺静脈→左心房に戻る血液循環。 肺動脈は右側、肺静脈は左側なので大動脈・大静脈と左右が逆。 そのため、肺動脈には静脈血が、肺静脈には動脈血が流れる。 |
血圧 | 心臓から送られた血液が血管の側面を押し広げる力のこと。心臓が血液を送り収縮したときを最高血圧といい、心筋が拡張したときは最低血圧という。 |
動脈硬化 | 高血圧状態が続いて血管の壁の厚さが厚くなること。 コレステロール蓄積などで動脈壁が肥厚・硬化し弾力を失っている。進行により、血管狭窄・閉塞や、臓器への酸素・栄養供給の妨げを起こす |
心臓及び血液循環に関して誤りはどれ
1 心臓は、自律神経の中枢で発生した刺激が刺激伝導系を介して心筋に伝わることにより規則正しく収縮と拡張を繰りかえす
2 肺循環により左心房に戻ってきた血液は左心室を経て大動脈に入る
3 大動脈を流れる血液は動脈血であるが、肺動脈を流れる血液は静脈血である
4 心臓の拍動による動脈圧の変動を末梢の動脈で触知したものを脈拍といい、一般に手首の橈骨動脈(とうこつ)で触知する
5 動脈硬化とは、コレステロールの蓄積などにより、動脈壁が肥厚硬化して弾力性を失った状態であり、進行すると血管の狭窄や閉塞を招き、臓器への酸素や栄養分の供給が妨げられる
心臓の働きと血液循環に関して正しいのはどれ
1 肺循環は、右心室から肺静脈を経て肺の毛細血管に入り、肺動脈を通って左心室に戻る血液の循環である
2 心臓は、自律神経の中枢で発生した刺激が刺激伝導系を介して心筋に伝わることにより規則正しく収縮と拡張を繰りかえす
3 心臓から拍出された血液を送る血管を動脈といい、心臓に戻る血液を送る血管を静脈という
4 大動脈や肺動脈には動脈血が流れる
5 血圧は、血液が血管の側面を押し広げる力であり、高血圧状態が続くと血管壁の厚さは減少していく
赤血球 | 全身に酸素を運搬する。男女差はない |
白血球 | 体内に侵入した細菌やウイルス等異物の侵入を防御する。男女差はない |
血小板 | 止血機能。男女差はない |
全血液の体積の約40%を占める。骨髄で産出され、寿命は約120日。 赤色のたんぱく質であるヘモグロビンを含んでおり、全身組織に酸素を供給する。 血液中に占める赤血球の容積の割合をヘマトクリットといい、貧血ではこの値が低くなる。男性は40~50%、女性は34~45%。 |
白血球 | 形や機能の違いで好中球、好酸球、好塩基球、単球、リンパ球などに分類される。 血管外に出て体内に侵入した細菌や異物から防御し免疫に作用する。感染からの防御で重要なのが好中球とリンパ球。 |
好中球 | 好中球は白血球の役60%で偽足を出しアメーバ様運動を行い侵入してきた細菌などを貪食する。(細胞内に取り込み消化する) |
リンパ球 | リンパ球は白血球の約30%で免疫反応に関与する。体液性免疫や細胞性免疫などがある。 Tリンパ球やBリンパ球などの種類があり、Tリンパ球は細胞性免疫作用、Bリンパ球は体液性免疫作用がある。 |
細胞性免疫 | リンパ球が、細菌やウイルス等異物を直接攻撃する免疫反応。 Tリンパ球は異物を認識し直接攻撃する |
体液性免疫 | 異物をリンパ球が抗原(免疫細胞により異物と認識される物質で、たんぱく質や糖質など)と認識し、その抗原にのみ反応する抗体(抗原に対し体液性免疫が作る免疫グロブリンというもの)を血漿中に放出する。 この抗体が抗原に特異的に結合し光源の働きを抑える Bリンパ球は抗体を産出する |
核を持たない不定形細胞で止血作用を持つ。血小板は損傷した部位から血管外に出た際、血液凝固を促進する物質を放出する。 血漿中のフィブリノーゲンがフィブリンに変えられ血小板同士を接着させ血栓を作り、血液凝固成分が赤血球や血小板を強固に密着させる。この血栓をフィブリン塊ともいう。 |
アルブミン | 血漿中の水分が血管から組織に漏れないよう、血液浸透圧の維持をする |
フィブリノーゲン | フィブリンに変化することで血液を凝固させ止血機能に関与する |
グロブリン | 免疫機能の維持に関与する |
血液に関して誤りはどれ
1 血液は血漿成分と有形成分からなり、血漿成分は血液容積の約55%を占める
2 血漿中のたんぱく質のうち、アルブミンは血液の浸透圧の維持に関与している
3 白血球のうち、好中球には体内に侵入してきた細菌や異物を貪食する働きがある
4 血小板のうち、リンパ球にはBリンパ球、Tリンパ球などがあり、これらは免疫反応に関与している
5 血液の凝固は血漿中のフィブリノーゲンがフィブリンに変化し、赤血球などが絡みついて固まる現象である
血液に関して誤りはどれ
1 血液は血漿と有形成分からなり、有形成分は赤血球、白血球及び血小板から成る
2 血漿中のたんぱく質のうち、グロブリンは血圧浸透圧の維持に関与しアルブミンは免疫物質の抗体を含む
3 血液中に占める血球(主に赤血球)の容積の割合をヘマトクリットといい、男性約45%、女性約40%である
4 血液の凝固は、血漿中のフィブリノーゲンがフィブリンに変化し、赤血球などが絡みついて固まる現象である
5 ABO式血液型は、赤血球の血液型分類の一つでA型の血清は抗B抗体を持つ
免疫に関して誤りはどれ
1 抗原とは、免疫に関係する細胞によって異物として認識される物質のことである
2 抗原となる物質にはたんぱく質や糖質がある
3 抗原に対する免疫が、逆に人体の組織や細胞に傷害を与えてしまうことをアレルギーといい、主なアレルギー性疾患として気管支喘息、アトピー性皮膚炎などがある
4 免疫機能が失われたり低下したりすることを免疫不全といい、感染症にかかりやすくなったりがんに罹患しやすくなったりする
5 免疫にはリンパ球が産出する抗体によって病原体を攻撃する細胞性免疫と、リンパ球などが直接に病原体などを取り込んで排除する体液性免疫の二つがある
心臓及び血液循環に関して誤りはどれ
1 心臓は、自律神経の中枢で発生した刺激が刺激伝導系を介して心筋に伝わることにより規則正しく収縮と拡張を繰りかえす
2 肺循環により左心房に戻ってきた血液は左心室を経て大動脈に入る
3 大動脈を流れる血液は動脈血であるが、肺動脈を流れる血液は静脈血である
4 心臓の拍動による動脈圧の変動を末梢の動脈で触知したものを脈拍といい、一般に手首の橈骨動脈(とうこつ)で触知する
5 心臓自体は大動脈の起始部からでる冠動脈によって酸素や栄養分の供給を受けている
ストレスに関して誤りはどれ
1 ストレスにより自律神経や内分泌系によるホメオスタシスの維持ができなくなり,心身の健康障害が発生することがある
2 典型的なストレス反応として、副腎皮質ホルモンの分泌亢進がある
3 ストレス反応は個人差が大きい
4 ストレスにより高血圧症、狭心症、十二指腸潰瘍などの疾患を招くことがある
5 昇進や昇格がストレス原因となることはない
筋肉に関して正しいのはどれ
1 横紋筋は骨に付着して身体の運動の原動力となる筋肉で意志によって動かすことができるが、平滑筋は心筋などの内臓に存在する筋肉で意志によって動かすことができない
2 筋肉は神経からの刺激によって収縮するが、神経より疲労しにくい
3 荷物を持ちあげたり、屈伸運動を行う時は、筋肉が長さを変えずに外力に抵抗して筋力を発生させる等尺性収縮が生じている
4 強い力を必要とする運動を続けていると、筋肉を構成する個々の筋線維の太さは変わらないが、その数が増えることによって筋肉が太くなり筋力が増強する
5 筋肉自体が収縮して出す最大筋力は、筋肉の断面積1㎝^2当たりの平均値をとると性差、年齢差がほとんどない
人のホルモン、その内分泌器官及びそのはたらきの組み合わせで誤りはどれ
(下図)
ホルモン | 内分泌器官 | はたらき | |
1 | ガストリン | 胃 | 胃酸分泌刺激 |
2 | アルドステロン | 副腎皮質 | 体液中の塩類バランス調節 |
3 | パラソルモン | 副甲状腺 | 血中カルシウム量の調節 |
4 | コルチゾール | 膵臓 | 血糖量増加 |
5 | 副腎皮質刺激ホルモン | 下垂体 | 副腎皮質の活性化 |
耳とその機能に関して誤りはどれ
1 騒音性難聴は、音を神経に伝達する内耳の聴覚器官の羽毛細胞の変性によっておこる
2 耳介で集められた音は、鼓膜を振動させ、その振動は耳小骨によって増幅され内耳に伝えられる
3 内耳は、前庭、半規管及び蝸牛の三つの部位から成り、前庭と半規管が平衡感覚、蝸牛が聴覚を分担している
4 前庭は、体の回転方向や速度を感じ、半規管は体の傾きの方向や大きさを感じる
5 鼓室は耳管によって咽頭に通じており、その内圧は外気圧と等しく保たれている
ストレスに関して誤りはどれ
1 外部からの刺激であるストレッサーは、その形態や程度にかかわらず、自律神経系と内分泌系を介して心身の活動を抑圧する
2 ストレスに伴う心身の反応には、ノルアドレナリン、アドレナリンなどのカテコールアミンや副腎皮質ホルモンが深く関与している
3 昇進、転勤、配置換えなどがストレスの原因となることがある
4 職場環境における騒音、気温、湿度、悪臭などがストレスの原因となることがある
5 ストレスにより、高血圧症、狭心症、十二指腸潰瘍などの疾患が生じることがある
代謝に関して正しいのはどれ
1 代謝において、細胞に取り入れられた体脂肪、グリコーゲンなどが分解されてエネルギーを発生し、ATPが合成されることを同化という
2 代謝において、体内に摂取された栄養素が、種々の化学反応によって細胞を構成するたんぱく質などの生体に必要な物質に合成されることを異化という
3 基礎代謝量は、安静時における心臓の拍動、呼吸、体温保持などに必要な代謝量で睡眠中の測定値で表される
4 エネルギー代謝率は、一定時間中に体内で消費された酸素と排出された二酸化炭素の容積比である
5 エネルギー代謝率は、動的筋作業の強度を表すことができるが、精神的作業や静的筋作業には適用できない
筋肉に関する記述で正しいのはどれ
1 横紋筋は、骨に付着して身体の運動の原動力となる筋肉で意志によって動かすことができるが、平滑筋は、心筋などの内臓に存在する筋肉で意志によって動かすことができない
2 筋肉は神経からの刺激によって収縮するが、神経より疲労しにくい
3 荷物を持ち上げたり、屈伸運動を行う時は、筋肉が長さを変えずに外力に抵抗して筋力を発生させる等尺性収縮が生じている
4 強い力を必要とする運動を続けていると、筋肉を構成する個々の筋線維の太さは変わらないが、その数が増えることによって筋肉が太くなり筋力が増強する
5 刺激に対して意識とは無関係に起こる定型的な反応を反射といい、四肢の皮膚に熱いものが触れたときなどにその肢を体幹に近づけるような反射は屈曲反射と呼ばれる
肝臓の機能として誤りはどれ
1 コレステロールを合成する
2 尿素を合成する
3 ヘモグロビンを合成する
4 胆汁を生成する
5 グリコーゲンを合成し及び分解する
摂取した食物中の炭水化物、脂質、たんぱく質を分解する消化酵素の組み合わせで正しいのはどれ
炭水化物(糖質) | 脂質 | たんぱく質 | |
1 | マルターゼ | リパーゼ | トリプシン |
2 | トリプシン | アミラーゼ | ペプシン |
3 | ペプシン | マルターゼ | トリプシン |
4 | ペプシン | リパーゼ | マルターゼ |
5 | アミラーゼ | トリプシン | リパーゼ |
呼吸に関してあやまりはどれ
1 呼吸運動は、横隔膜、肋間筋などの呼吸筋が収縮と弛緩をすることにより行われる
2 胸郭内容積が増し、その内圧が低くなるにつれ、鼻腔、気管などの気道を経て肺内へ流れ込む空気が吸気である
3 肺胞内の空気と肺胞を取り巻く毛細血管中の血液との間で行われるガス交換を外呼吸という
4 血液中の二酸化炭素濃度が増加すると、呼吸中枢が刺激され呼吸が速く深くなる
5 呼吸のリズムをコントロールしているのは間脳の視床下部である
心臓及び血液循環に関して誤りはどれ
1 心拍数は、左心房に存在する洞結節からの電気刺激によってコントロールされている
2 心臓の拍動による動脈圧の変動を末梢の動脈で触知したものを脈拍といい、一般に手首の橈骨動脈で触知する
3 心臓自体は大動脈の起始部から出る冠動脈によって酸素や栄養分の供給を受けている
4 肺循環により左心房に戻ってきた血液は左心室を経て大動脈に入る
5 大動脈を流れる血液は動脈血であるが、肺動脈を流れる血液は静脈血である
血液に関して誤りはどれ
1 血液は血漿成分と有形成分からなり、血漿成分は血液容積の約55%を占める
2 血漿中のたんぱく質のうち、アルブミンは血液の浸透圧の維持に関与している
3 白血球のうち、好中球には体内に侵入してきた細菌や異物を貪食する働きがある
4 血小板のうち、リンパ球にはB、Tリンパ球などがあり、これらは免疫反応に関与する
5 血液の凝固は血漿中のフィブリノーゲンがフィブリンに変化し、赤血球が絡みついて固まる現象である