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問1

A~Cに当てはまる数値、語句として正しいのはどれか

防火対象物又はその部分で指定可燃物を危険物の規制に関する政令別表第4で定める数量の【A】倍以上貯蔵し、取り扱うものには、令別表第2において指定可燃物の種類ごとにその消火に適応する大型消火器を防火対象物の階ごとに、指定可燃物を貯蔵しまたは取り扱う場所の各部分から1の大型消火器に至る【B】が【C】メートル以下になるよう設けなければならない

ABC
100歩行距離20
100水平距離20
500歩行距離30
500水平距離30

1の正解はここ
③。
A:大型消火器設置は指定可燃物の指定数量500倍以上貯蔵の場合設置。
B:「水平距離」は障害物がない直線距離、歩行距離は、実際歩いてそこに行きつくまでの距離。その為、火災が起きた際にその消火器をもって消火にあたれる距離を考えないと意味がないので「歩行距離」で考えます。
C:大型消火器と小型消火器それぞれ30mと20mです。大型の方が小型より消火能力が高いから少し遠くてもいい。という考え方で大丈夫です。

問2

消火器具を防火対象物等に設置する基準として正しいのはどれか

①床面からの高さ1.8m以下となるよう設ける

②小型消火器の場合防火対象物の各部分から歩行距離20m以下になるよう設ける

③大型消火器の場合防火対象物の各部分から水平距離30m以下となるよう設ける

④防火対象物の階ごとに設ける必要はない

2の正解はここ
②。小型消火器は歩行距離20m以下に設置です。

①× 高さは1.5m以下です。小型消火器でも重量があるので高い所は危険です。
③× 水平距離ではなく歩行距離です
④× 各階ごとに設ける必要があります。

問3

消火能力単位の数値が1と認められる消火器具で正しいのはどれか

①容量5lの水バケツ5個
②容量6lの水バケツ4個
③容量8lの水バケツ3個
④容量10lの水バケツ2個

3の正解はここ
③。容量8lの水バケツ3個で1です。

問4

消火器具を設置した箇所に設ける標識で誤っているのはどれか

①消火器:消火器
②水槽:防火水槽
③水バケツ:消火バケツ
④乾燥砂:消火砂

4の正解はここ
②。防火水槽ではなく消火水槽と表記します。標識の色は白文字の赤地、8cm以上×24cmです

問5

大型消火器の設置義務で「ある消火設備を技術上の基準に従って設置してあり、その消火設備の対象物に対する適応性が当該対象物に設置すべき大型消火器の適応性と同一であるときは、その消火設備の有効範囲内について大型消火器を設置しないことができる」とあります。これに該当しない消火設備はどれか

①屋内消火栓設備
②屋外消火栓設備
③スプリンクラー設備
④不活性ガス消火設備

5の正解はここ
②。屋外消火栓設備は、大型消火器を省略できる「能力単位の合計を減少できる消火設備」ではありません。

問6

ある消火設備を技術上の基準に従い設置する場合、その消火設備の対象物に対する適応性と設置すべき消火器具の適応性が同一の場合、その消火設備の有効範囲内で消火器具の能力単位の合計を1/2または1/3まで減少することができる。次のうちその消火設備に該当しないのはどれか

①水蒸気消火設備
②スプリンクラー設備
③粉末消火設備
④屋内消火栓設備

6の正解はここ
①。水蒸気消火設備と屋外消火栓設備は能力単位を軽減できません。
能力単位を1/2まで減少できるのは大型消火器のみで、他は1/3までとなります。

問7

地下街、準地下街に設置してはいけない消火器はどれ

①ハロン1301消火器
②化学泡消火器
③二酸化炭素消火器
④粉末消火器

7の正解はここ
③。二酸化炭素消火器は地下街に使用できません。
※ハロゲン化物も地下街に使用できませんが、ハロン1211とハロン2402が使用不可。

問8

二酸化炭素消火器とハロゲン化物消火器は地下街や準地下街、ある一定要件の地階、無窓階、居室に設置してはならないが、その要件で正しいのはどれ

①換気に有効な開口部の面積が床面積の1/10以下で床面積20㎡以下のもの

②換気に有効な開口部の面積が床面積の1/20以下で床面積30㎡以下の物

③換気に有効な開口部の面積が床面積の1/30以下で床面積20㎡以下の物

④換気に有効な開口部の面積が床面積の1/40以下で床面積30㎡以下の物

8の正解はここ
③。開口部面積が床面積の1/30以下で、床面積が20㎡以下。

問9

石油類の火災に適応しないのはどれか

①粉末消火器(リン酸塩類等を使用する)
②棒状の強化液を放射する消火器
③ハロゲン化物消火器
④乾燥砂

9の正解はここ
②。石油は第4類危険物で、油火災に使用できないのは水関係と棒状強化液です。霧状強化液は使用できます。

問10

電気設備の火災に適応する消火器はどれ

①霧状の水を放射する消火器
②棒状の強化液を放射する消火器
③泡を放射する消火器
④棒状の水を放射する消火器

10の正解はここ
①。電気設備火災には棒状は×、霧状は〇です。泡は感電するので×

問11

建築物その他の工作物の火災に適応するのはどれ

①霧状の水を放射する消火器
②二酸化炭素消火器
③乾燥砂
④ハロゲン化物消火器

11の正解はここ
①。霧状の水を放射する消火器。

問12

文中ABに当てはまる語句、数値の組み合わせで正しいのはどれ

「危険物を輸送するタンクローリーには、薬剤の質量が3.5kg以上のAをB本設置しなければならない」

AB
強化液消火器
機械泡消火器
二酸化炭素消火器
粉末消火器
問12

12の正解はここ
4。移動タンク貯蔵所(タンクローリー)には薬剤質量3.5kg以上の粉末消火器を2本以上設置しなければならない。

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