液石丙化/学識/材料・腐食

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問1

次の記述のうち金属材料について正しいのはどれか

イ 炭素鋼は炭素含有量がおよそ2.1%から4.5%であり、この範囲において炭素含有量により機械的性質は大きく変化する

ロ 銅と鉛の合金である黄銅は、耐食性、加工性に優れておりLPガス容器弁の材料に使用されている

ハ 応力腐食割れの起き易い部位や高温における耐食性を必要とする用途では、18-8ステンレス鋼に代えて13クロムステンレス鋼が使用される

二 アルミニウムは水銀と接触するとアマルガムを形成し著しい腐食を発生する

1 イ・ロ 2 イ・ハ 3 ハ・二 4 イ・ロ・ニ 5 ロ・ハ・ニ

1の正解はここ
3。
イ× 炭素鋼は炭素含有量がおよそ0.02~2%であり、この範囲において炭素含有量により機械的性質は大きく変化します。炭素含有量が増えると硬さ引張強さは増加するが、伸びや絞りは低下します

ロ× 銅と亜鉛の合金である黄銅は耐食性加工性に優れておりLPガス用容器弁の材料に使用されています

ハ〇 応力腐食割れの起き易い部位や高温における耐食性を必要とする用途では、18-8ステンレス鋼に代えて13クロムステンレス鋼が使用されます。

二〇 アルミニウムは水銀と接触するとアマルガム(水銀とアルミニウムの合金)を形成し著しい腐食を発生させます

問2

次の記述のうち腐食について正しいのはどれか

イ 鋼管がコンクリート壁を貫通する場合、鋼管とコンクリートが接触しているとその部分に電池が形成され鋼管は腐食することがある

ロ 水素イオン濃度phが4以下の酸性領域にある土壌では、そこに埋設された鋼管の腐食速度は通常より増大することがある

ハ 直流電気鉄道のレール付近では埋設管に流入した迷走電量が土壌に流出する地点で激しい腐食を起こすことがある

二 乾食は水分の存在を必要としない腐食で、一例として空気中で高温加熱された炭素鋼が酸化される現象があげられる

1 イ・ロ 2 イ・ロ・ハ 3 イ・ハ・ニ 4 ロ・ハ・ニ 5 イ・ロ・ハ・二

2の正解はここ
5。
イ〇 鋼管がコンクリート壁を貫通する場合、鋼管とコンクリートが接触していると電池が形成され鋼管は腐食することがある

ロ〇 水素イオン濃度phが4以下の酸性領域にある土壌では、埋設された鋼管の腐食速度は酸には溶解しやすいため通常より増大することがある

ハ〇 直流電気鉄道のレール付近では、埋設管に流入した迷走電流が土壌に流出する地点で激しい腐食を起こすことがある

二〇 乾食は水分を必要としない腐食のこと。空気中で高温加熱された炭素鋼が酸化される現象が一例

問3

次の記述のうち金属材料について正しいのはどれか

イ 一般に炭素鋼の引張強さが著しく低下を始める温度は200℃である

ロ 18-8ステンレス鋼は、低炭素鋼にクロム約18%、ニッケル約8%を含む合金鋼で耐食性、耐熱性に優れ非磁性の特徴がある

ハ 低温LPガス貯槽の材料には、アルミキルド鋼、ニッケル合金鋼などが使用される

二 黄銅は銅を主成分とした鈴との合金である。加工性が良くLPガス弁類の材料として使用される

1 イ・ロ 2 イ・二 3 ロ・ハ 4ロ・二 5 ハ・二

3の正解はここ
3。
イ× 一般に炭素鋼の引張強さが著しく低下を始める温度は400℃である

ロ〇 18-8ステンレス鋼は、低炭素鋼にクロム約18%、ニッケル約8%を含む合金鋼で耐食性、耐熱性に優れ非磁性の特徴があります

ハ〇 低温LPガス貯槽の材料には、アルミキルド鋼、ニッケル合金鋼などが使用されます

二× 黄銅は銅と亜鉛の合金です。加工性が良く弁類や継手類の材料としてよく使用されています

問4

次の記述のうち非金属材料について正しいのはどれか

イ ニトリルゴム(NBR)は耐LPガス性があり、機械的性質にも優れているが、対候性耐オゾン性に劣り、Oリングやガスケットなどのシール材などに使用される

ロ フッ素ゴムは耐LPガス性、耐寒性、耐薬品性があり、低温特性や耐ドレン性に優れているため、圧力調整用のパッキン材などに使用される

ハ 四フッ化エチレン樹脂は、耐LPガス性、耐寒性、耐薬品性に優れ、非粘着性であり、摩擦係数が小さく自己潤滑性がある。バルブのパッキンやシール材などに使用される

二 ノンアスベストシートは、ガスケットやパッキンに使われている

1 イ・ロ 2 イ・二 3 ハ・二 4 ロ・ハ・二 5 イ・ロ・ハ・二

4の正解はここ
5。
イ〇 ニトリルゴムは耐LPガス性で、機械的性質にも優れているが対候性や耐オゾン性に劣っている。Oリングやガスケットなどのシール材などに使用されている

ロ〇 フッ素ゴムは耐LPガス性、耐寒性、耐薬品性があり、低温特性や耐ドレン性に優れているので圧力調整用パッキン材などにしようされる

ハ〇 四フッ化エチレン樹脂は耐LPガス性、耐寒性、耐薬品性に優れ、非粘着性で摩擦係数が小さく自己潤滑性がある。パッキンやシール材に使用される

二〇 ノンアスベストシートはガスケットやパッキンに使用されている

問5

次の記述のうちLPガス設備に用いられる材料について正しいのはどれか

イ 高張力鋼は炭素鋼にニッケル、クロム、モリブデン、マンガンなどを少量添加し、靭性及び溶接性を損なうことなく強さを高めた鋼であり、貯槽、容器などの材料によく使われる

ロ 低温LPガス貯槽用材料としてニッケル合金鋼を用いた

ハ 炭素鋼の引張強さは700℃で常温の時のおよそ4倍になる

二 四フッ化エチレン樹脂は耐薬品性に優れ、摩擦係数が小さく自己潤滑性があるため、バルブのパッキン等に使用される

1 イロハ 2 イロニ 3 イハニ 4 ロハニ 5 イロハ二

5の正解はここ
2。
イ〇 高張力鋼は、炭素鋼にニッケルやクロム、モリブデン、マンガンなどを少量添加し靭性及び溶接性を損なわずに強さを高めた鋼。貯槽や容器材料にしようされる

ロ〇 低温LPガス貯槽用材料としてニッケル合金鋼を用いる

ハ× 炭素鋼の引張強さは700℃で常温の1/4になる

二〇 四フッ化エチレン樹脂はは耐薬品性に優れ摩擦係数が小さく自己潤滑性があるのでバルブのパッキン材としてしようされる

問6

次の記述のうち金属材料の腐食と防食について正しいのはどれか

イ 土壌と接している鋼管の表面には、表面状態、組成、環境などわずかな相違により微小電池が多数形成される。これによる腐食をミクロセル腐食という

ロ 埋設管に流入した迷走電流が土壌へ流出する地点にあたる部分に激しい腐食を起こすことがあり、これを電食という

ハ 腐食環境で引張応力が作用した時に金属に起こる割れを応力腐食割れという

二 配管は、腐食を防ぐため埋設を避けて地上配管とし、鋼管、架台に塗装を施した

1 イロハ 2 イロニ 3 イハニ 4 ロハニ 5 イロハ二

6の正解はここ
5。
イ〇 土壌と接している鋼管の表面には、表面状態、組成、環境などわずかな相違により微小電流が多数形成される。これによる腐食をミクロセル腐食という

ロ〇 埋設管に流入した迷走電流が土壌へ流出する地点に当たる部分に激しい腐食をおこすことがある。これを電食という

ハ〇 腐食環境で引張応力が作用した時に金属に起こる割れを応力腐食割れという

二〇 配管は腐食を防ぐため埋設を避けて地上配管とし、鋼管、架台に塗装を施します

問7

次の記述のうち金属材料について正しいものはどれか

イ 普通鋼は、一般に炭素含有量が増えると硬さ、引張強さが増し、絞りと衝撃値が低下する

ロ 高張力鋼は、ニッケル、クロム、モリブデン、マンガンなどを微量添加して、靭性及び溶接性を損なわずに強度を上げた鋼である

ハ 黄銅は主として銅とすずからなる合金で、弁類、継手類などに用いられる

二 鋼を硬化させる熱処理方法に焼き入れがある

1 イ・ロ 2 ロ・ハ 3 ハ・二 4 イ・ロ・ハ 5 イ・ロ・ニ

7の正解はここ
5。
イ〇 普通鋼は炭素含有量が増えると硬さと引張強さが増し、絞りと衝撃値が低下します。

ロ〇 高張力鋼はニッケル、クロム、モリブデン、マンガんなどを微量添加し、靭性及び溶接性を損なわずに強度を上げた鋼です

ハ× 黄銅は主として銅と亜鉛からなる合金で、弁類や継手類などに用いられます

二〇 鋼を硬化させる熱処理方法に焼き入れがある。軟化させる熱処理方法は焼きなましである

問8

次の記述のうちLPガス設備に用いられる金属材料等について正しいのはどれか

イ 一般に炭素鋼は常温から低温になるに従い、引張強さ、疲労限度は低下していく

ロ 18-8ステンレス鋼は、低炭素鋼にクロム約18%とニッケル約8%を含んだステンレス鋼で、炭素鋼に比べ耐食性に優れている

ハ 炭素鋼の焼き入れは、貯槽や容器の残留応力を除去するための熱処理方法である

二 主として銅と亜鉛からなる合金を青銅というが、俗に真鍮とよばれ、LPガス高圧装置の継手類、弁類などに使用される

1 イ 2 ロ 3 イ・ハ 4 ロ・二 5 ハ・二

8の正解はここ
2。
イ× 一般に炭素鋼(0.02~2%)は低温になるに従い引張強さ、疲労限度は増加し、伸び、衝撃値は低下します

ロ〇 18-8ステンレス鋼は低炭素鋼にクロム約18%、ニッケル約8%を含んだステンレス鋼で、炭素鋼に比べ耐食性に優れています

ハ× 炭素鋼の焼き入れは、貯槽や容器を硬化させるための熱処理方法です。残留応力を除去するための熱処理方法はやきなましです

二× 主として銅と亜鉛からなる合金を黄銅という。俗に真鍮とよばれ、高圧装置の継手類、弁類などに使用されます。青銅は銅とすずを主成分とした合金で、砲金ともいい工芸品や釣り鐘などに用いられる

問9

次の記述のうち炭素鋼について正しいのはどれか

イ 炭素鋼の炭素の含有量はおよそ0.02~2%である

ロ 炭素鋼の炭素の含有量が増えると、硬さ、引張強さは低下するが、伸び、衝撃値などは増す

ハ 炭素鋼に不純物であるリン、硫黄の含有量が増加すると機械的性質は低下する

二 炭素鋼は常温から低温になるに従い引張強さは低下する

1 イ・ロ 2 イ・ハ 3 ハ・二 4 イ・ロ・ニ 5 ロ・ハ・ニ

9の正解はここ
2。
イ〇 炭素鋼の炭素含有量はおよそ0.02~2%です

ロ× 炭素の含有量が増えると硬さや引張強さは増加し、伸びや衝撃値が低下します

ハ〇 不純物であるリンや硫黄が増加すると機械的性質が低下します。リンは常温脆性、硫黄は赤熱程度の温度で生じる赤熱脆性の原因になります

二× 炭素鋼は常温から低温になると引張強さや疲労限度が増加し、伸びや衝撃値が低下します

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