高圧ガス保安責任者_丙種化学液化石油ガス_学識_沸点・比熱

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問1

次の記述のうち熱量、比熱、膨張などについて正しいのはどれか

イ 1Jは1Nの力が物体に作用し、1mの距離を動かすときの仕事である

ロ 気体の比熱には定容比熱と低圧比熱があり、同一気体の場合定容比熱の方が低圧比熱より値は大きい。

ハ 1kgの物質の温度を1Kだけ上げるのに1Jの熱量を必要とした場合、その比熱は1J/(kg・K)である

二 20℃において液体プロパンの体膨張率は水の約9倍、液体ブタンの体膨張率は水の約20倍であり、水と比較して極めて大きい

1 イ・ハ 2 ロ・ハ 3 ロ・二 4 イ・ロ・ニ 5イ・ハ・二

1の正解はここ
1。
イ〇 1Jは1Nの力が物体に作用し、1mの距離を動かすときの仕事である

ロ× 定容比熱と定圧比熱は、低圧比熱のほうが大きい

ハ〇 1kgの物質の温度を1Kだけ上げるのに1Jの熱量を必要とした場合、その比熱は1J/(kg/K)である

二× 20℃において液体プロパンの体膨張率は水の約20倍、液体ブタンの体膨張率は水の約10倍。

問2

次の記述のうち顕熱と潜熱、蒸発熱などについて正しいのはどれか

イ 物質の温度変化に関係する熱を潜熱と言い、固体が液体になるなど状態の変化だけに関係する熱を顕熱という

ロ 標準大気圧において同じ物質であれば液体が気体に変化する時の蒸発熱の値は、気体が液体に変化するときの凝縮熱の値に等しい

ハ 標準大気圧においてプロパンとn-ブタンのそれぞれの沸点における単位質量当たりの蒸発熱の値はプロパンの方が大きい

二 標準大気圧、沸点(-0.5℃)におけるn-ブタンの蒸発熱はおよそ2260kj/kgである

1 イ・ロ 2 イ・ハ 3ロ・ハ 4 ロ・二 5 ハ・二

2の正解はここ
3。
イ×物質の温度変化に関係する熱を顕熱と言い、これに対して固体が液体になるなどの状態の変化だけに関係する熱を潜熱という

ロ〇 標準大気圧で同じ物質であれば液体が気体に変化する時の蒸発熱は気体が液体に変化する時の凝縮熱と等しい

ハ〇 標準大気圧でプロパンとn-ブタンの沸点における単位質量当たりの蒸発熱はプロパンの方が大きい。プロパン426kj/kg n-ブタン385kj/kg

二 標準大気圧、沸点-0.5℃におけるn-ブタンの蒸発熱はおよそ385kj/kgである

問3

次の記述のうち、熱量、比熱、膨張熱などについて正しいのはどれか

イ 20℃において液体プロパンの体膨張率は、水のおよそ20倍である

ロ 液体が気体になる変化を蒸発と言い、蒸発に必要な熱を蒸発熱、気化熱という

ハ 1Jは1gの水の温度を1K上げるのに必要な熱量である

二 気体の比熱には定容比熱と低圧比熱があり、同一気体の場合、定容比熱の方が低圧比熱より大きい

1 イ・ロ 2 ロ・ハ 3 ハ・二 4 イ・ロ・ハ
5 ロ・ハ・ニ

3の正解はここ
1。
イ〇 20℃において液体プロパンの体膨張率は水のおよそ20倍です

ロ〇 液体が気体になることを蒸発と言い、蒸発に必要な熱を蒸発熱や気化熱と言います

ハ× 1Jとは、1Nの力が物体に作用し1mの距離を動かすときの仕事の事で、1J=1N・m=1kg・m^2・s^-2。

二× 定容比熱Cvと定圧比熱Cpは、同一気体の場合定圧比熱のほうがおおきい

問4

次の記述のうち蒸発熱、飽和蒸気圧などについて正しいものはどれか

イ標準大気圧においてプロパンとn-ブタンのそれぞれの沸点における単位質量当たりの蒸発熱の値はプロパンの方が小さい

ロ 同一物質の蒸発熱または気化熱の値は、気体から液体に変化する時に放出する凝縮熱の値に等しい

ハ プロパンが充填された容器内の圧力がその温度におけるプロパンの飽和蒸気圧よりも低い場合、容器内にプロパンは存在しない

二 組成が同じLPガスの飽和蒸気圧は、温度が一定ならば液量が多いほど高くなる

1 イ・ハ 2 イ・二 3 ロ・ハ 4 ロ・二 5 ロ・ハ・ニ

4の正解はここ
3。
イ×標準大気圧においてプロパンとn-ブタンの単位質量当たりの蒸発熱はプロパンが426kj/kg、ブタンが385kj/kgなのでプロパンの方が大きい

ロ〇 同一物質の蒸発熱、気化熱は、気体から液体に変化するときに放出する凝縮熱に等しい

ハ〇 プロパンが充填された容器内の圧力が飽和蒸気圧よりも低い場合、その蒸気圧まで蒸発する為容器内に液体のプロパンは存在しない

二× 組成が同じLPガスの飽和蒸気圧は、温度が一定ならば液量に関係なく一定である

問5

次の記述のうち物質の熱量、比熱、体膨張率等について正しいものはどれか

イ 単位質量の物質の温度を単位温度1Kだけ上昇させるのに必要な熱量をその物質の比熱容量という

ロ 気体の比熱には定容比熱と定圧比熱があり、大気圧下25℃において、同一気体では定圧比熱の方が定容比熱より値は大きい

ハ 大気圧25℃におけるプロパンと鉄の比熱を比較すると、鉄の方が大きい

二 20℃における液体プロパンの体膨張率は水のそれとほぼ同じである

1 イ・ロ 2 イ・ハ 3 イ・二 4 ロ・ハ 5ハ・二

5の正解はここ
1。
イ〇 単位質量の物質温度を単位温度1Kあげるのに必要とする熱量を比熱容量(比熱)といいます

ロ〇 定圧比熱Cpは定容比熱Cvより大きい。(大気圧下25℃、同一気体)

ハ× 大気圧25℃におけるプロパンと鉄の比熱は、プロパンCp=1.67kJ/kg・K。プロパンCv=1.48kJ/kg・K。鉄0.385kJ/kg・K

二× 20℃におけるプロパンの体膨張率は水の約20倍です

問6

次の記述のうち単位質量当たりの蒸発熱等について正しいものはどれか

イ 氷が水になったり水が水蒸気になるなどの状態の変化だけに必要とする熱を顕熱という

ロ 標準大気圧においてプロパンとn-ブタンのそれぞれの沸点における蒸発熱を比較するとプロパンが大きい

ハ 気体が液体になることを凝縮と言い、この変化では凝縮熱を放出する

二 同じ物質であれば凝縮熱の値の方が蒸発熱の値より小さい

1 イ・ロ 2 イ・二 3 ロ・ハ 4 ロ・二 5 ハ・二

6の正解はここ
3。
イ× 状態の変化だけに必要とする熱を潜熱という。顕熱は状態変化のない熱量の事です

ロ〇 プロパンの蒸発熱は426kJ/kgでn-ブタンの蒸発熱は385kJ/kg

ハ〇 気体が液体になることを凝縮と言い、凝縮熱を放出します

二× 同じ物質であれば、凝縮熱と蒸発熱は同じです

問7

次の記述のうち比熱、膨張等について正しいのはどれか

イ 25℃、大気圧下におけるプロパンの定圧比熱は定容比熱より大きい

ロ 20℃における液体プロパンの体膨張率は水の体膨張率より大きい

ハ 同じ物質では液体の体膨張率は気体に比べ小さい

二 1Jは1Nの力が物体に作用して1mの距離を動かすときの仕事

1 イロハ 2 イロニ 3 イハニ 4 ロハニ 5 イロハ二

7の正解はここ
5。
イ〇 25℃大気圧下では、定圧比熱Cpは定容比熱Cvよりも大きい

ロ〇 20℃における液体プロパンの体膨張率は水の20倍です

ハ〇 同じ物質では液体の体膨張率は気体より小さい

二〇 1J=1N×1mとなります

問8

次の記述のうち蒸発熱等について正しいものはどれか
標準大気圧は0.1013MPa

イ 液体から気体に変化するときに必要な熱を蒸発熱と言い、同一物質で比較すると凝縮熱よりも大きい

ロ 蒸発熱は沸点における数値で示され、単位にはkJ/kgなどが用いられる

ハ 標準大気圧における単位質量当たりのn-ブタンの蒸発熱はプロパンよりも小さい

二 物質の状態変化だけに関係する熱を顕熱という

1 イ・ロ 2 イ・二 3 ロ・ハ 4ロ・二 5 ハ・二

8の正解はここ
3。
イ× 液体から気体に変化する時に必要な熱を蒸発熱、気化熱といいますが、同一物質では蒸発熱と凝縮熱は同じです

ロ〇 蒸発熱は一般に沸点における数値で示され、単位にはkJ/kgなどが用いられます

ハ〇 n-ブタンの蒸発熱は385kJ/kg、プロパンの蒸発熱は426kJ/kgです

二× 状態変化だけに関係する熱を潜熱といいます。顕熱は状態変化のない温度変化に関係する熱です

問9

次の記述のうち熱量などについて正しいものはどれか

イ 熱量を示す単位は国際単系SIではJが用いられる

ロ 大気圧下で水に熱を加えているときは、沸騰しているときでも水の温度は上昇する

ハ 気体の比熱には定容比熱と定圧比熱があり、大気圧下25℃では同一気体では定容比熱の方が大きい

二 同一物質の場合、体膨張率は一般に気体>液体>固体になる

1 イ・ロ 2 イ・ハ 3 イ・二 4 ロ・二 5 ロ・ハ・ニ

9の正解はここ
3。
イ〇 熱量を表す単位はJジュールです

ロ× 大気圧下で水に熱を加えているとき、沸騰している間は一定の温度で100℃です

ハ× 定圧比熱Cpは定容比熱Cvより大きいです

二〇 同一物質なら体膨張率は気体が大きく固体が一番小さいです。

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