問1 ガソリンやジエチルエーテル、ベンゼンに共通する特性で誤っているものはどれか

1 水よりも軽い

2 蒸気は空気よりも重い

3 引火点は0℃以下である

4 発火点は200℃以下である

5 燃焼範囲の下限は3VOL%以下である

1の正解はここ
4。
ガソリンは300℃、ジエチルエーテルは160℃、ベンゼンは498℃

問2 植物油の性質について誤っているのはどれか

1 一般に純粋なものは無色透明である

2 不飽和脂肪酸が多いほどヨウ素価が高い

3 一般に比重は水より小さく、水に溶けない

4 不乾性油は自然発火する危険性が大きい

5 一般に不飽和脂肪酸を含む

2の正解はここ
4。
自然発火の危険があるのは乾性油です。(ヨウ素価130以上)

問3 第4類危険物の消火についてで正しいものはどれか

1 空気を遮断するため不燃性ガスを使用して除去効果の消火をする

2 静電気による感電の恐れがあるので粉末消化を行う

3 引火点以下に冷却するため大量の注水をする

4 可燃物の除去や可燃物の冷却が困難なため窒息消火が有効である

5 圧力を加えることで燃焼を抑える

3の正解はここ
4。
空気を遮断して消火する窒息消火が最も効果的。消火剤としてはハロゲン化物・二酸化炭素・泡・粉末薬剤が多様される

問4 ガソリンが床にこぼれて発火したので水をかけたところ火面が拡大した。理由として適当なものはどれか

1 水で希釈したのでガソリンの引火点が下がったから

2 水で火面をかくはんしたので燃焼温度が上がったから

3 水と反応し、可燃性蒸気の発生を促進したから

4 水よりも軽く、また水に溶けないから

5 燃焼熱で水が水蒸気となり膨張したから

4の正解はここ
4。
ガソリンの比重は0.65~0.75.水よりも軽いので水面に浮き、溶けない為、水面で広がっていくので、水を注水するとガソリンは水の表面に広がり火面が広がる

問5 可燃性液体の蒸気比重とその危険性との関係について正しいものはどれか

1 蒸気比重と火災発生の危険性とは無関係である

2 蒸気比重が大きいとそれだけ引火点が低い

3 蒸気比重が大きいとそれだけ発火点が低い

4 蒸気比重が大きいとそれだけ燃焼範囲が広い

5 蒸気比重が大きいと低い所に滞留しやすく引火のおそれが多い

5の正解はここ
5。蒸気比重が大きいと低い所に滞留しやすく引火のおそれが多い

問6 第4類の危険物でないもののみを並べたものはどれか

1 ニトロベンゼン・酢酸

2 ピクリン酸・酢酸エチル

3 アセトン・アマニ油

4 トルエン・クロロベンゼン

5 シリンダー油・アニリン

6の正解はここ
2。
ピクリン酸と酢酸エチルは第5類危険物です。

問7 引火点の低いものから高いものへと並べた組み合わせはどれか

1 ジエチルエーテル:ベンゼン:灯油

2 ベンゼン:灯油:ジエチルエーテル

3 ジエチルエーテル:灯油:ベンゼン

4 灯油:ジエチルエーテル:ベンゼン

5 ベンゼン:ジエチルエーテル:灯油

7の正解はここ
1。
ジエチル:-45℃、ベンゼン-10℃、灯油:40℃以上

問8 次の記述のうち誤っているのはどれか

1 ジエチルエーテルの発火点は第4類危険物のうち最も低く約100℃

2 ベンゼンの蒸気は空気より重く毒性がある

3 トルエンは第1石油類に属する

4 酢酸エチルは無色の液体で果実臭を有する

5 アマニ油は酸化され乾きやすく自然発火の危険が大きい

8の正解はここ
1。
発火点は160℃

問9 危険物の比重について誤っているのはどれか

1 二硫化炭素:1より大

2 ジエチルエーテル:1より小

3 ガソリン:1より小

4 エチルアルコール:1より大

5 ニトロベンゼン:1より大

9の正解はここ
4。
エチルアルコール(エタノール)の比重は0.79

問10 第4類危険物の一般的注意事項として誤っているのはどれか

1 ドラム缶の栓などを開閉するとき金属製工具でたたかないほうがよい

2 容器に少量残っている液には燃焼範囲の混合気体が発生しないから安全である

3 蒸気は高所へ排出した方が安全である

4 電導性の悪い液体の取り扱いの際には静電気の発生に注意する

5 引火性液体の危険は液体自体より蒸気にある

10の正解はここ
2。
容器に少量残ってる液からも蒸気は発生し、空気と混合し燃焼範囲の気体が発生するので危険。

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